子どもプログラミング教室を開業して間もない今、気づいた課題「3選」。
こんにちは!
子どもプログラミング教室エドグラの大村です。
2024年5月末から6月頭に教室宣伝チラシをまいて、ようやく6月中に体験会をはじめだしました。
実際に教室を稼働してからちょうど今感じている、というか気づいた個人的な課題を3つ、今回は述べていきます。
【課題①】テキストプログラミングという概念が知られていない
地域では、ほぼ「スクラッチ」「マイクラ」のようなビジュアルプログラミングメインの教室しかないです。
そこで我が教室である子どもプログラミング教室エドグラでは、テキストプログラミングをメインとしたカリキュラムにしています。
そもそもがビジュアルプログラミングはその前の「はじめの一歩」としての役割ですしね。
スクラッチなどの次のステップとして、ホンモノのプログラミングを学びたい人たちもいるでしょうから、自信をもって「さあどうぞ!」と教室をOPENさせたわけです。
しかし私は視野の狭さに気づきます。
これまで専門的にプログラミングをしてきた人と違い、多くの人は「ビジュアルプログラミング」と「テキストプログラミング」の違いは意識していないということです。
体験会で聞いてみたところ、ちゃんと区別していた方は少数でした。自分の身の回りの人達も同様でした。
おそらくですが、今ちまたの「ロボット教室」「スクラッチ教室」「マイクラ教室」などへのお子様・保護者様たちの認識は、どれも「プログラミング教室」なのでしょう。
間違ってはいませんが、それらはそのソフトの中に用意されたものでのゲーム作りであり、はじめの一歩の学習用であり、実際のサービスに使われているホンモノのプログラミングとはかけ離れたものです。
例えるなら数学を学ぶ前の算数のような位置づけです。
「ビジュアルプログラミングとテキストプログラミングの違い」「なぜテキストプログラミングを学ぶべきか」「ビジュアルプログラミングの役割は」「それぞれで出来ることできないこと」「学ぶ上での心構え」など、これらが知られていないことが課題であり、これから周知していく必要性を強く感じました。
【課題②】ゲーム作りに慣れた子どもにテキストプログラミングを促す難しさ
数年前と違い、最近はスクラッチ・マインクラフトなどのプログラミング教室に通う子どもが多くなり、それらのゲーム作りがすでにかなりのレベルになっている子も多くなっています。
もともとプログラミングへの関心が高く、自分で調べてどんどん上達していく良いセンスを持った子もいます。
しかしそういった子どもほど、次のステップとしてテキストプログラミングに移行することを難しく感じているように思いました。
例えばある子どもにテキストプログラミングの説明をすると、なんとなくは知っていたけど、初めてそういう世界があることを意識して、ちょっとテキストプログラミングをやってみたいと言ってくれたことがありました。
エディタに文字を打ち込むという作業に途中まで取り組んだ後、「やっぱりスクラッチでゲーム作りたい」とすぐにスクラッチのゲーム作りに戻ってしまいました。
スクラッチのゲーム作りに慣れた子どもは、地味で忍耐のいるテキストプログラミングに対して、特にギャップを感じます。
どうすればそんな子たちにテキストプログラミングに興味を持ってもらえるかを課題に思っています。
私としては
「すでに変数・繰返し処理・条件分岐・関数呼び出しのような基本を使いこなせてるんだから、もうとっくに次のステップに進む準備ができているのでは?」
と少しもったいなく思います。
「数(0,1,2…)」「演算(+,-…)」「図形(円,正方形…)」「公式(三角形や円の面積)」を習いそれらの計算が早くなっても、算数の世界で終わってしまいます。
しかし現状では、算数・数学で例えると、子どもに算数をとても楽しい学習ソフトで学ばせる教室がとてもたくさんある一方、その先の数学を学ばせる教室がほとんどありません。
また、数学がそうであるように、応用的な内容になるといつまでもゲーム感覚で学ぶことでは身につけられません。
プログラミング学習において、子どもが興味を持って取り組めることが一番ですが、
ゲーム作りのプログラミング学習として、本当に子どもが「興味を持っている」のか「興味を持たされている」のかは考えるべきだと思います。
・興味を持っている
⇒処理の仕組みに興味を持つ、ツールを使いこなせるようになる楽しさ、できることが無限に広がる感覚、スキルや知識の習得に価値を感じる などの動機。
・興味を持たされている
⇒アニメキャラクターが動いたり音が鳴る環境が楽しい、すぐにゲームが作れて楽しい、視覚的に充実したものが作れる などの動機。
もちろん最初は、今回の表現で言う「興味を持たされている」ところから始めるので良いと思いますが、そのままではなく、後々主体的に切り替わりやすくするためのスムーズなカリキュラムがあればいいと思います。
【課題③】WEB集客は大手教室に勝てない
チラシで生徒募集を行うこともできますが、WEBページから教室に興味を持ってもらうことも重要です。
もちろん私もホームページがあるので、見つけてもらえるように上位に表示されたいのですがなかなかキビシイです。
どんなワードで検索しても、上位の検索結果がよく見る大手教室で埋め尽くされます。SEO対策として様々なポータルサイトに教室掲載をご依頼しますが、どのポータルサイトにも当然のように大手教室が上位掲載されています。
有料の紹介サイトも大手は掲載します。
こういったものもたくさんあります。
・京都市でオススメの教室ランキング
・大人気子どもプログラミング教室10選
・現役エンジニアのおすすめスクール
・子どもプログラミング教室を徹底比較
知っている方は多いでしょうが言わせてください。
これらは「広告代を多く支払った教室ランキング」です。
SEO対策にも資金が投入され、どんな検索方法でもだいたいホームページが上位に出ます。
クチコミも各ポータルサイトに何十何百とついています。グーグルのクチコミにはほとんどついてないのになんでだろう?
これに関しては開いてすぐの個人教室にとってはめちゃめちゃ分が悪いです。しかし、負けずに長期的にできることをやっていくしかないですね。
がんばります!!