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【絵本】冬に読みたい、お気に入りの絵本たち

香港もようやく涼しくなり始めたので、朝、ココアを淹れました。
ココアといえば、この絵本。大人になってから出会った絵本の中で、ひょっとして一番好きかもしれない一冊です。

1.ココアが飲みたくなる一冊

丁寧ながら、カタコトの日本語で書かれた招待状。異国の風に招かれるように、世界中からユニークなメンバーがある場所を目指します。そこは、なんと、年に一回天然のココアが湧く!!

あっという間にシュールな世界が展開する様子は、「かいじゅうたちのいるところ」に通じるダイナミクスさ。手に馴染む小さいコンパクトな絵本は、開いた途端とっても大きい世界が広がっていて、この中毒性は圧倒的です。

2.イギリスでのクリスマスの風習が一冊でわかる本

クリスマスが近づいてきたら、必ず読み直す絵本。愛らしいイラストと共に、聖書のエピソードを交えながら、12月に入ってそわそわする気持ち、クリスマスに向かってわくわくが高まっていく子供達。そして十二夜を待ち、クリスマスをそっと箱にお片付けする様子までが丁寧に描かれていて、クリスマスがもっと楽しみになる絵本です。

3.冬の寒さの中で、あたたかい気持ちになれる本


世界大戦後、お金も食べ物もないなか、娘の擦り切れて小さくなったオーバーを新しくしましょう、とお母さんが言うところから始まるこのお話し。アイディアと物々交換で、一年がかりで羊毛からオーバーを仕立て上げるまでが描かれています。

出来上がったオーバーと、関わってくれた人みんなでささやかなクリスマスのお祝いをする様子は、何度読んでも気持ちがあたたまりす。

香港に住んでかえって、寒いヨーロッパの冬を小さい女の子があたたかく過ごせるように願う大人たちには、きっと一方ならぬ思いがあったのだと感じるようになりました。

最後の羊たちと女の子がとっても可愛いです。

よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!