趣味人という生態
TV界の重鎮としてしられた大橋巨泉さんは、60代から美術にはまったそうで、何冊か美術関連の本を出されています。
この本も超シロウト的と書いていますが、それはアカデミックな教育を受けていないという意味合いにおいてであって、彼なりにいろいろ調べて、足を運んで、絵や作者がどういうつながりがあるのか、美術史の中でどういう絵なのか、彼の解釈を書いている本で、まさに、趣味人らしい一冊です。
特に、巻末に世界の有名どころの美術館に所蔵されている絵画リストがあるので、旅行の前にさらっと読むのもおすすめ。
しかし、
裁縫やレース編み、お料理が得意な祖母。
裁縫、絵、お料理が得意で、パイプオルガンも弾ける母。
に続く私は、別にどれも得意というわけじゃなく、「花嫁修行」も「趣味」も持ち合わせていないなぁ、なんて読みながら思う本でした。昭和の時代ならではの豊かさって、ありましたよね。
よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!