イベントのためにTwitterの年表をつくる
9/27(水)に下北沢B&Bで行われる樋口恭介さんとのイベントに向けて、Twitterを振り返るための私的な年表をつくっている。なんか話のネタになればいいな、と。
アカウントを消してしまったので、正確な日にちは特定できないが、ぼくがTwitterを始めたのは、2008年ぐらいだと思う。東浩紀氏が主催する「ゼロアカ道場」に参加した友人の@mine_oさんを応援……というか、ヲチするためだった。
当時、ぼくは江戸屋猫八百(@neko800)と名乗って、なかなかひどいアカウントだった。ご迷惑をおかけした方々には申し訳ない気持ちでいっぱいである。当時の悪行のせいで、ある雑誌の編集長に嫌われているらしく、いまでもまったく原稿依頼がこないぐらいだ。
自分で引き起こしたから、自業自得なのだけれど、トラブルや揉め事も多かったが、楽しかった思い出もある。
たとえば、オフ会。数年間くらい流通センターの文学フリマに行った後、浜松町のさくら水産に行くという恒例のオフ会があった。インターネットがなければ、絶対に出会わない人たちと会えたことが楽しかった。
まとめサイトで食っていきたいと熱く語ってた大学生とか、いまごろどうしてるんだろう。当時高校生だった子は結婚して子供までいた! 歳月の速さは恐ろしいものだ。
けれども、もう忘れてしまっていたことも多かった。「荒川智則」とか「なるほど四時じゃねーの」とか「朝チュン」とか。今回振り返ってみて、ああ、そんなのも流行ったなあ、という感じだった。
今回の本では「逆張り」をはじめ「キモくて金のないおじさん」とか「どっちもどっち」といったネットスラングを多く取り上げた。この時代のこのTwitterのこの空気をなるべく記録しておきたかったからだ。「藁」とか「禿同」とか「今北産業」とか、いまや誰も使っていない。「逆張り」もそんなむかしの言葉になるかもしれない。
消えてしまったアカウントも多い。あの人のツイート面白かったな、と探してみても、見つからない。デジタルは意外と儚いものだ。というか、もうTwitterではない。Xなのだった。もしかしたら、Twitterも忘れ去られるときがくるのかもしれない。
もう終わりそうな、いや、もう無くなったTwitterを振り返るイベントになると思います。懐かしいツイッタラーも久しぶりにオフ会しましょう。
9月27日(水)は下北沢でぼくとぜひ握手しましょう!
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