きっとあなたは燻製が食べたくなる。
どうも!
北海道の珍味メーカー江戸屋で、
商品開発を担当しています、コーヘイです。
今回は燻製について。
なぜ煙をあてることでおいしくなるのか。
個人的見解もありますが、書いていきます。
燻製の魅力
あの特徴的な香りが付くだけで、
ぐっと美味しさが増す不思議。
燻製に魅了されているひとも
多いのではないでしょうか。
僕は燻製めちゃくちゃ好きです。家でも作ります。笑
肉に魚に卵にチーズなど、
様々な素材を使えるのも、燻製の魅力の一つかと思います。
この前は、鶏肉にホタテと味玉のスモーク。
半熟味玉の燻製はほんとにうまいですよ!
需要あるかわかんないですけど、
家庭で燻製をやるときのコツは、
①下味をさぼらないこと
めんつゆにつけるだけでも良し。
②煙をあてるまえに、表面を乾かすこと
冷蔵庫でなにもかけずに半日とか一晩おいておくだけで
仕上がりがぐんとよくなりますよ!
珍味では定番
もともと保存性を高めるために生まれた加工法ですが、
現代ではおいしさUP、
いわば風味付けに使われることが多いかと思います。
江戸屋の商品でも燻製加工をした商品はとても多く、
さきいかや鮭とば、氷下魚にナッツなど
燻製商品はたくさんあります。
最近ではちょっと変わった燻製商品を作りまして、
十勝産の大豆にしっかり塩味を付けて燻製をかけた
その名も「燻製大豆」というのがあります。
しっとり新食感!おいしくヘルシー!
そんなコンセプトの商品です。
大豆というヘルシー素材を使いながらも、
強い燻製香としっかりとした塩味を持たせることで、
大豆商品でよくある、
「なんかものたりないなぁ~」を解消!!
食感はよくあるポリポリしたものでなく、
しっとりとした新しい食感です。
意外とこの食感クセになりますよ。
ビールやハイボール、日本酒にもしっかり合います!
そろそろダイエット始めるか~と思ったあなた!
おつまみは燻製大豆にしてみては!??
ほんとおいしんでぜひ。
なんで燻製っておいしいんだろう
化学的な話は置いておきまして、
あのインパクトが強いおいしさの最大の要因は、
味わいの凝縮にあると僕は思います。
もちろん燻製の香りがあってこそですけど。
当たり前かもしれませんが、
素材にただ煙をあてるだけではおいしくなりません。
素材の水分を適切に抜き、
旨味や香りなど味わいをぐっと閉じ込めることで、
スモーキーな燻製特有の香りと相まって、
美味しいものに仕上がります。
ちなみに、
燻製商品の製造工程は、
調味→乾燥→燻製→あんじょう
ざっくり分けると4工程です。
あんじょうってなに?って思われるかと思いますが、
一定時間、素材を静置しておく工程です。
乾燥や燻製したての素材は、
表面と中心部で水分や他の成分にも差があります。
これを一定時間静置しておくことで均一にします。
燻製は出来立てより、
1日置いたほうがおいしかったりするのも、
あんじょうが進んで素材と燻製の香りが馴染むからですね。
時間と手間がかかるからこそ
美味しいものが出来上がるんです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
このnoteでは開発担当の僕の目線から
商品のこだわりや想いなどを発信しています。
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