何が岸田首相を総裁選不出馬に追い込んだ?
何が岸田首相を総裁選不出馬に追い込んだ?
岸田首相は本日(8月14日)昼前の記者会見で9月の総裁選不出馬を発表した。
歴代でも「最悪」の部類に入る岸田政権が終わることは好ましいが、その後の展開によっては「さらに最悪」の政権が続くことになるため、直感的に感じたことを書いておきたい。
少なくとも岸田首相は「直前まで」続投意欲満々だった。記者会見では「自民党の裏金問題に党のトップとして責任を明確にする」と説明したが、そんなこと「これっぽっちも」気にしていなかったはずで、また経済や外交に一定の成果を上げられたからとも付け加えたが、「冗談」でしかない。
岸田首相は周りにいる強いもの、具体的には財務省、バイデン政権、東京地検特捜部、習近平、北朝鮮と影響下にある韓国、公明党を支配する創価学会、左翼系メディアなどに気を遣っていれば、支持率がゼロになっても政権を維持できると固く信じおり、残念ながらそれも事実である。
岸田首相は「直前に」何かに怯えて(あるいは何かに脅されて)逃げ出したはずである。歴代首相が突然に辞任あるいは退任を発表するときは、だいたいが「これ」である。
もし岸田首相がキングメーカーの座を狙っているなら、同時に後継指名(正確に言うと総裁選における支持表明)をしているはずであるが、それもない。文字通り「裸足で逃げ出した」ことになる。
それでは岸田首相は何に怯えたのか(何に脅されたのか)? それも直前のはずである。
前日(8月13日)の首相動静を見ると、朝9時58分に官邸に入ってから16時3分まで「空白」となっている。多忙なはずの首相が6時間も何をしていたのか?
そして19時52分から秘書官(氏名不詳)と会食となっているが、「あの」木原誠二・幹事長代理(前官房副長官)だった可能性がある(未確認)。木原は今も財務省とバイデン政権(実際はエマニュエル駐日大使)の意向を岸田首相に伝えていたはずで、4月の首相訪米にも政府無役ながら随行している。
しかし岸田首相は財務省やバイデン政権(エマニュエル)に脅されたとは思えない。岸田首相はどちらの要求も「すべて」丸呑みで、新たに何か要求されたとしてもまた丸呑みするだけだからである。それにエマニュエルは新しい猟官運動のため11月に離任してしまう。
それでは誰が(何が)岸田首相を早急に逃げ出させたのかであるが、そこは「これから」後継候補が誰に絞られるかを注意深く見ていると分かるはずである。左翼系マスコミ(ほとんどすべてが左翼系である)が誰を盛り立てるかでもある。
自民党内の思惑は「あまり」重要ではない。
いまのところ有力後継候補は、石破茂、河野太郎、茂木敏充、小泉進
岸田首相も中国に十分に気を遣っているので、わざわざ降ろさなくてもよかったのではとなるが、岸田首相が総裁選に出ると茂木敏充は明智光秀になって総裁の座が遠のくからである(国の行く末を憂いて本能寺を攻めた明智光秀に失礼な話である)。
つまり数日のうちに茂木敏充が「最有力」と左翼マスコミに持ち上げられ、日本がますます左翼化することになりそうである。中国は岸田首相に限らず「誰でも」スキャンダルネタを山ほど準備している。
米国大統領選でも、死に体のバイデンを降ろして「より左翼」のカマラ・ハリスに入れ替えたとたんにトランプを追い上げている。中国にとってトランプだけは避けたいからである。