熈代勝覧に描かれている場所
江戸下町の中心部を描いた熈代勝覧(名橋「日本橋」保存会)を楽しむために、そこに描かれている場所を確認しておきたい。
江戸切絵図の『日本橋北神田浜町絵図』だと、図1にある二つの赤丸のあいだの区間ということになる。赤丸の上は今川橋、下が日本橋である。
徳川幕府が編纂した『御府内沿革図書』の「索引図」(東京市史稿市街篇38の附録)では図2の位置になる。
二つの赤丸は図1と同じ。図の中央にあるのはいうまでもないが、宮城(戦前の皇居)である。
Googleマップで見ると、こんな感じ(図3,4)。おおよそ800mの距離だ。
図4の左端に見えるのは皇居(旧江戸城)である。
航空写真で見ると、こんな感じ(図5)
さらに引いて見ると、左に皇居、右に大川(隅田川)が見える(図6)
さらに引いて見る(図7)。円内の赤線が熈代勝覧の位置。西に目をやれば、赤坂離宮や神宮外苑、新宿御苑、明治神宮と代々木公園も見える。東では大川と平行して、荒川も流れ、ともに南の東京湾(江戸湊)に注いでいる。立川博章さんの「江戸鳥瞰図」(トンビが見た江戸の町)でも確認しておきたいところだ。
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