【温泉に行った】吉岡温泉
10/21(土)松江の落語遠征の翌日、10/22(日)には温泉に寄ろう。
我が家でインターネット検索して、見つけたのはこのホームページだった。
吉岡温泉旅館組合【公式サイト】 (yoshiokaonsen.com)
あまり聞いたことのない温泉だけれど。
塩化物泉が苦手な身には、単純温泉が嬉しかった。
鳥取大学駅前から車で15分と書いてある。
ではタクシーで行こう。
と降り立った駅には何もなく、タクシー乗り場だってありゃしない。
ネット検索を覚えてからというもの、こういう事態が実に多い。
賑々しいホームページとは打って変った鄙っぷり。
駅前には人っ子一人おらず(電車の発着時だけ人が現れる)実にもう清々しい限りである。
いやホームページを見て勝手に妄想を広げてしまう私に問題はあるのだが。
しかしネットとは有り難いもので、タクシー会社を検索して車を呼ぶのだった。
タクシーは15分も走れば冒頭写真のような何もない田園風景に突入する。
聞いてないよそんなの!
温泉街はどこなんだ!?
チェックインには少し早かったので、まずは共同浴場一丿湯に入湯。
受付マダムは慧眼で、即座に「シニア料金は500円です」とおっしゃってくださった。
これまで実年齢より十才は若く見られて来たのに。
そんなにすぐ見抜かなくても……シクシク。
ええ、500円で入りましたとも!
やはりね。
単純温泉はお肌に優しくていいですよ。
駅前で裏切られた期待感が少しばかり持ち直す。
そして訪れた湯守の宿 田中屋!
期待を上回る懐かしさと素敵さに満ちていた。
まずこれに胸を射抜かれた。
昭和レトロ?
その一言で片付けたくない。
私のようなBBAが幼い頃に、親に連れられて来たような。
何ともノスタルジー溢れる旅館である。
けれど古いだけではない。
新しいセンスも取り入れている。
トイレや洗面所は今風に改装してある。
またオシャレなんだこれが。
談話室の飾りつけも可愛らしく気が利いている。
それらはあえて撮影しなかった。
実際に行って見てください。
帰りに気がついたけど、玄関には「Wi-Fiあります」の掲示があった。
ハナからないものと思い込んでいた私であった。
さーせん。
肝心の温泉は、もちろん優しい単純泉。
温泉に入ると何故「あ"〜〜」と声が出てしまうのか?
謎だけれども心置きなく「あ"あ"あ"〜〜〜っ!」
と唸ったものである。
そして食事は別室に用意される。
海の幸、山の幸がたっぷり。
美味しいに決まってる。
朝食もまた素晴らしかった。
高血圧BBAゆえ完食できなかったのが口惜しい限り。
このお値段でこのおもてなしはかなりお得だと思う。
翌日チェックアウト後はタクシーで鳥取空港へ。
その途中、日本一大きな池の湖山池、日本一ではない鳥取砂丘を見物したのだった。
タクシー運転手さんによると日本一大きな砂丘は青森県にあるが、自衛隊の演習地ゆえ県民も知らないとか。
そんなトリビアも得た旅であった。
吉岡温泉、湯守の宿田中屋!
いつまでも達者であってくれ。
血圧が安定したら今度こそ、あのご馳走を完食したいから。
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