お客様ファーストのつもりが…
【デザイナー:髙橋まり子】
とある印刷屋さんへご挨拶に行った時、面白い話しを聞くことができました。最近では、印刷機の性能がどんどん向上して、高画質での印刷が可能になっています。その性能を活かし、製品を美しく撮影し、美しく印刷することができます。特に、美術書や骨董品などの専門書などで大きくその技術が活かされています。印刷で出る網点がより細かく、ルーペなどで拡大してもキレイ!な印刷。
しかし、美しく見せ、魅力的な製品であることが伝わるパンフレットを作った時に、実際の製品以上に見えてしまい、それが、実物を見た時に、写真と違う!というクレームにつながってしまったそう。良かれと思ってした事が裏目に出てしまう…陥り易い盲点な気もします。
(人間、よほどの悪意がなければ、ほとんどの場合善意なのですが…
すれ違ってしまうことあります)
写真が大事であることは、わたし自身も意識して仕事をしていますし、お客様へも伝えます。しかし、商品とのギャップが大き過ぎてしまうと、返ってお客様への不信感、さらにはクレームに。結果、お客様ファーストでなくなってしまった…注意しなくては、と思わされました。
誇大広告になっちゃうってことですね。難しいところです。
あるある?な例を出せば、外食に行って写真はに惹かれて頼んだ料理が、写真と全然違って…「これはオカシイ!」となったこととか…写真はエビが巻いてある生春巻がカニカマが巻かれていたりとか…笑(これはサギに近い⁇…でも、若くて、今の旦那さんとお付き合いしてる時だったのでグッとこらえ…クレーム出せず)
そんなこんなで、魅力を伝える販促ツールも、その先のユーザーのことを考えて親切な表現(文字、写真)を提供することが大事だと思わされました。
印刷技術の向上を否定している訳ではありませんので、誤解がないよう付け加えておきます!
お話を聞かせて頂いた印刷会社様、ありがとうございました~
2019-10-24 記