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edicoよみかき室の日々

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編集工房edicoの新しい拠点「よみかき室」について
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#佐賀

『蟻のなみだ』著者、坂口康子さんの活動

8月15日、終戦記念日。この時期になると戦争体験者のお話を聞く機会が増えてきます。先日は佐賀新聞、昨日はサガテレビ・NHK佐賀のニュースで坂口康子さんへの取材の模様が放送されていました。終戦79年の特集を設け、メディア各社が当時の記憶がある方々の証言を伝えています。 昨年編集工房edicoより出版した坂口康子さんの本についてお問合せもいただいています。メールへの返信などするとともに、このタイミングでWebサイトを少し更新。 地元の放送局だったので、久々にさがファンブログも

「読めない」人

帰宅後、テレビを見ながら、Yが何気なく言った言葉 「日本語もろくに読めない同級生がいてね」 が気になった。 「どういうところで?」 「高校生の頃、国語の授業で音読の時」 「どういう風に読めなかった?」 「教科書の一文を読み進められず易しい漢字も読めなかったり」 「どんな人たちだった?」 「悪ぶってる生徒たちにくっついている感じ」 昔から本の虫のように読書が習慣づいていたY。 数十年前のことながら、当時こんな生徒もいるのかと驚いたことを覚えているようだ。 勉強は苦であり

「れんしゅう」の場としてのよみかき室

edico 高橋香歩です。 前回の投稿ではQ&Aという形で、このよみかき室のことを少し紹介しました。 6.なぜ「よみかき室」という名前なんですか?の続きとして 7.「よみかき室」を開放する理由は? について、まとめてみたいと思います。 さいしょは、「佐賀駅近辺に本屋がなくなったのさびしすぎる… アパートだけどまずは本屋もどき、つくっちゃえ」という、小さな問題提起のような気持ちでした。その勢いだけで2020年春、賃貸契約を交わしたのです(個人事業で使うことも許可をいただけ