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edicoよみかき室の日々

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編集工房edicoの新しい拠点「よみかき室」について
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#読書

「読めない」人

帰宅後、テレビを見ながら、Yが何気なく言った言葉 「日本語もろくに読めない同級生がいてね」 が気になった。 「どういうところで?」 「高校生の頃、国語の授業で音読の時」 「どういう風に読めなかった?」 「教科書の一文を読み進められず易しい漢字も読めなかったり」 「どんな人たちだった?」 「悪ぶってる生徒たちにくっついている感じ」 昔から本の虫のように読書が習慣づいていたY。 数十年前のことながら、当時こんな生徒もいるのかと驚いたことを覚えているようだ。 勉強は苦であり

本で旅をする

『はじめての編集』(菅付雅信 /アルテスパブリッシング)はわたしが編集の仕事を自由にやっていくことを後押ししてくれた本。 2014年の初め、この中に出てくる"ZINE"という単語が気になって調べ、個人が自由に作る小冊子だと知り、これだ!と思い、2014年2月、深夜バスで岡山へ。そこで見たZINE展示会に刺激され、個人事業を始め今に至ります…(岡山の作家さん、書店主さんたちには当時大変お世話になり、今でも遠くから刺激を受けています) この本は今でもそばに置いておきたい一冊で

「れんしゅう」の場としてのよみかき室

edico 高橋香歩です。 前回の投稿ではQ&Aという形で、このよみかき室のことを少し紹介しました。 6.なぜ「よみかき室」という名前なんですか?の続きとして 7.「よみかき室」を開放する理由は? について、まとめてみたいと思います。 さいしょは、「佐賀駅近辺に本屋がなくなったのさびしすぎる… アパートだけどまずは本屋もどき、つくっちゃえ」という、小さな問題提起のような気持ちでした。その勢いだけで2020年春、賃貸契約を交わしたのです(個人事業で使うことも許可をいただけ

よみかき室とは?

古いアパートの一室を借りて、「よみかき室」なるものを始めました。「よみかき室」って何?と不審に思う方もいらっしゃると思いますので、よくある質問のような感じでまとめます。 1.どこにありますか? JR佐賀駅南口から佐賀駅ガード下の道を西へ進み、徒歩約4分。築40年ほどの木造アパート1Fの一室を借りています。「炭火焼 男」さんが通り沿いに見えますが、その奥に隣接する部屋です。ちなみに高橋は佐賀駅の敷地を出て、居酒屋「山内農場」さん入り口前より約300歩で着きました。 アパート