実りの秋!だけど
気がつけば前回の投稿から1ヶ月以上経ってしまいました!
その間ももちろん協生農法を目指して取り組んでいます。なかなか目立った成果には至っていませんが、まだまだ諦めていませんよ!
最初の頃の投稿にも書きましたが、エディブルヤードは協生農法と教育や学びとの関わりを追求しています。そのひとつとして、活動から得られる学び(リフレクション)を記録する「学びのポートフォリオ」を作っており、こちらはサボらずちゃんと毎週書いてチーム内で共有しています。
さて、久しぶりですので、この1ヶ月の様子をまとめてお送りします。
オクラとシソは採れた!
今年の7月ごろから始めたエディブルヤード。コロナで入構制限下の東京学芸大学キャンパスの一角でひっそりと種を蒔き始めました。かつては「庭」だった雑草だらけの場所に 3m四方くらいを「ここ」と決め、協生農法の掟に従って雑草を抜いたり耕したりせずに、ホームセンターで買い集めたいろいろな種を蒔きました。そのときは「これがみんな収穫できたらどんなに素晴らしいだろう!」とウキウキしていたのですが、、、。
「種か苗か」の回に書いたとおり、それらしい芽がなかなか出てきませんでした。そもそも雑草を抜かないので見分けがつきづらく、「これは野菜かな?」と思うものもあったのですが、伸びてきたらヨウシュヤマゴボウ(毒!)だったり、エノキグサだったり。そんな中、順調に育ったのがオクラでした。(「畝立ては手強かった」の回)
その後、数株のオクラから次々と実を収穫することができました。エディブルヤードの活動は基本的に週1回なのですが、オクラは花が落ちると数日で実が大きくなって固くなってしまうため、収穫しないうちに大きくなってしまって食べられなかったものも幾つか。せっかくなので、そのうちの一つは種を取ってみようと残しておきました。食べられる実の収穫がほぼ終わってきた今週、その種取り用がついに茶色くなってきたので、収穫してみました。
でかっ。20cmくらいあります。振るとカラカラと乾いた音がします。カッターで切り開いてみると、まんまるの種が転がり出てきました!
食べるオクラでは白い小さな粒ですが、あれがこうなるのか、と感動。1つの実(さや)から70個ほども採れました。こいつを来年蒔く楽しみができました。
それから、他の場所から移植したら虫食いになってしまったと書いたシソですが、その後はグングン育ち、オクラに次ぐ勢力になりました。
「えーっ、もうそのくらいでいいよ。他のが育つ場所が無くなっちゃうよ」という感じですが、こちらの都合なんかお構いなしです。ぐんぐん育つと葉っぱの虫食いも少なくなり、おいしい葉っぱがたくさん採れました。そして9月後半からは写真のようにたくさんの実がなりました。そういえばお刺身の上なんかに載ってることありますよね、これ。子どものころ、親から指でしごくと簡単に枝から外せることや、ご飯に載せると美味しいことを教えてもらった覚えが。というわけで収穫!
これを軽くアク抜きして塩漬けにしてみました。ご飯に載せて食べたら、うまい! 良かった良かった。
でも、それ以外の種はどうなったんでしょう。いっぱい蒔いたのになあ。そのうえ、苗で買ってきて植えたブルーベリー、クランベリー、イタリアンパセリなども枯れてしまいました。真夏に植えたのがいけなかったんでしょうね。。キンカンだけ生きてます。
畝エリアのその後
「畝立ては手強かった」の回で作った協生農法式の畝。幅は広め、高さは低めのかまぼこ型。協生農法式に果樹と野菜の組み合わせを目指し、(懲りずに)ブルーベリー、ライム、イチゴの苗を植えました。これらは植えてから1ヶ月ほどですが、(1株のイチゴを除き)順調に生き抜いてるようです。
レーザーカッターの使い方を覚えたので、立て札も作ってみました。
しかし、土中に埋めた10個ほどのジャガイモはまったく芽を出さず。ラッキョウやニンニクの類もほとんど出てきません。(涙) 何が悪いんだよー
ワケギはたくさん生えてきて、成長点より上を切って食べるとまた伸びてくるのがせめてものなぐさめ。
野菜の種も何種類か蒔いてみたのですが、それが目を出すより早く、コヒルガオがあっという間に畝を覆い尽くしました。日照権争いは早いもの勝ちです。
これほとんど全部コヒルガオ。ちょっと強欲すぎじゃないですか。コヒルガオは多年草なので、根っこが残り続けて土を固くしてしまうそうで協生農法的にはちょっと都合が悪いのです。例のヤブガラシと同様。というわけで、いったんいじめてみることにしました。根っこがかなり張ってるので根こそぎ退治するわけには行かず、途中までですが抜きまくります。最近仲間入りした2人目の大学生も一緒に。
それでも出ないものは出ない。期待した野菜の芽はほとんど出ません。うーむ。でもその中でしっかり芽を出してきたのが豆類です。つるありインゲンやつるなしインゲンなど。
豆類は根粒菌が空気中の窒素を固定してくれるそうで、肥料を入れない協生農法では大事なプレイヤー。豆の種は大きいから虫に食べられないのかな。とにかく種の中ではずば抜けて発芽率が良いです。気を良くして畝以外のエリアにも蒔いてみています。
(フジムー)
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