源と光

一つの主題に限ったことじゃない。

関連する全ての主題。


そこで何か一つでも。

たった一人だけだとしても。

雀の涙ほどの影響しかなかったとしても。


それぞれの命の今とこれからを生きていく源となるものを、

全身と魂の奥底から湧き起こしてあげられるなら。


たとえダミーのような道を進んでしまい、間抜けな時間を通るとしても。

たとえ一時的に、局所的に都合の悪い事態に見舞われるとしても。


その姿を見ることを通して、

自らが本当は経験できる約束の光を思い出せる命が存在するなら。

その約束の光に向かっていく切っ掛けと決意と勇気が生まれるなら。


やる価値、表現する価値はある。


意図的に自分の寿命を縮めようとは思わないが、

長生きが必ずしも良いとは感じない。


長生きそのものより自らの命が在る意義を味わい切る方がずっと大切だ。


漫然とした上辺の世界を長々と生きるくらいなら、

上述したような影響を少しでも残して明日逝く方が良い。


だけど、以前の一瞬のように全エネルギーを

振り絞るほどの真剣さが出せるだろうか。


いや、行く。

今度は己のためではなく、全体のためとして。

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