値段が高い楽器を使わない理由
ギター弾きです。一応。
一応、というのは、初めて5年以上経っているのですが、まだまだ基礎練を続けていて「文脈」的なことができないからです。
さて、あまり値段が高い楽器は使わないことにしています。
今使っているのは、当時YAMAHAでおそらく一番安かったエレアコです。
【理由1】音に意味を感じない
確かに高い楽器って良い音がします。
しかし、アンサンブルで使うのがメインだとあまり意味ない、というのが理由です。
ミックスまで自分でしていると、「それっぽく聞こえる」「ちゃんと聞こえる」というのが優先であり、個体の音ってあまり意味がないことに気づきます。
もちろん、少人数編成でじっくり聞かせるような演奏の場合は違ってくると思います。
【理由2】良い意味で「雑に」使いたい
普段、フレーズとかを思いついたときにさっと手に取って弾けるように近くに置いています。
そのときヘッドがぶつかったりもします。
そんなふうに雑に使いたい、という気持ちがあります。
楽器を気にするより音楽を優先したい気持ちがあります。
【理由3】「代わり」をすぐに手に入れられるようにしておきたい
一点ものですと、もし壊れたとき「代わり」を入手するのが困難です。
その点、工業的な大メーカーのものですと、品質の担保と入手の安易性が高まります。
楽器はあくまでも道具であって、楽器に振り回されたくない、という気持ちがあります。
【理由4】楽器に心理的依存をしたくない
これは特にエレキギター世界の話なんですけど、科学的、物理的根拠のない話が罷り通っている印象があります。
なんでそんな宗教じみた信仰がまかり通っているのかといえば、道具に心理的依存をする人が多いからだと考えています。
すごい楽器を手に入れれば、自分も偉くなった気になれる、というわけです。
そこに行きたくはない、という気持ちがあります。
ある意味戒めです。
【理由5】低価格のものでも十分な品質がある
高い楽器を弾かせてもらうと、なるほどと納得します。
でも、価格に見合うかな、と思うと、低価格のもののコスパが魅力的に感じます。
特にYAMAHAの製品は秀逸だと思っています。
【理由6】ライブパフォーマンスしないから
これは自分がライブパフォーマンスしない、という理由もあります。
おそらくライブパフォーマンスをするのであれば、視覚的演出を考慮すると思いますが、その必要性がないのです。
とまあ、ちょっと考えただけでも理由がたくさんありました。
たぶん他の人には参考にならないかもしれませんが、自分はこんな理由で今のところ値段の高い楽器を買う必要はないと考えています。