足るを知る/16冊目 ニキ・ブラントマーク著、稲垣みどり訳 『“私にとって、ちょうどいい” スウェーデンの幸せ哲学 LAGOM 【ラーゴム】』 東洋館出版社
見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。
始めに
今、北欧が注目されていますよね。
私は見逃してしまいましたが、本田仁美さんが主演のドラマ「北欧こじらせ日記」も放送されていました。原作はchikaさんという方が書かれた同じタイトルのもので、読んでみたいなと思っています。
そして、私も大好きな「北欧、暮らしの道具店」も、北欧ブームの火付け役な気がしています。
この本は、フィンランドの考え方「ヒュッゲ」について書かれた本を読み、フィンランドの国の在り方や考え方について書かれた同じシリーズの本を読んでから、読みました。
(この2冊も、来年中には記事にして紹介しようと思います。)
北欧には、「シンプルで暮らしやすい」を大切にする、という考えが根底にあると思います。
この本を読んで、取り入れられることは実践してみてください。きっと、暮らしやすくなりますよ。
ラーゴム
タイトルにもある、ラーゴムという言葉。どういった意味でしょうか?
本書による説明は、このようです。「ちょうどいい」や「適度」といった意味に近いみたいです。
この本の帯には、「lagom ar bast」(ラーゴム エー ベスト)【ほどほどが1番いい】というスウェーデンのことわざが書かれています。
自分にとって、ちょうどいい。それを見つけて、保ち続ける。
この本はスウェーデンの暮らしを通して、それを実践するための考え方や方法を知る本だと解釈しています。
ライフスタイル
この本は3章の構成になっています。
以下は1章のラインナップです。
◯家(片付け、アンティーク、植物、キャンドル)
◯心を落ち着かせる(睡眠、朝の水浴び、サウナ、アウトドア、自然やキノコ採取、キャンプ)
◯体を喜ばせる(食事、運動、自転車、ファッション、靴、ヘアスタイル)
◯成功への鍵(早起き、休憩、ランチタイム、作業、グリーン、電源を落とす、休暇、貯金)
この1章のラインナップを見ても分かるかと思いますが、日本じゃメジャーではないようなことがたくさん載っています。
例えば朝の水浴び。5月から9月の間に、朝起きてコーヒーを飲むより早くやることだそうです。家の近くの水浴びデッキに、寝起きすぐに行くのです。日本でいう“朝風呂”みたいな感じでしょう。でも、朝風呂と違うことは、水浴びは屋外で、水温が低いことです。
くるくる話題が変わっていくので、スウェーデン人の暮らしがよく見えてきます。
身近な人
スウェーデンではフィーカという、休憩があります。仕事が一段落したら、仕事の仲間と、お菓子と飲み物で休憩するのです。仕事から離れて雑談に花を咲かせる。
仕事もしながら、周りとのコミュニケーションも取れる、良い方法だと思います。
日本人よりも、人と人の距離が近いと思います。コミュニケーションが密というか。
上手く肩の力を抜いて、身の丈に合った生活をする。とても「健康的」な生活だと思うのは、私だけでしょうか?
そんなスウェーデンの暮らしのヒントがたくさん載っているので、ぜひ読んでみてください。
終わりに
どうでしたでしょうか。
少しでも、魅力が伝われば幸いです。
あなたにとって、この本がお気に入りの1冊に仲間入りしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。
あなたのおすすめの本、次に紹介する本の予想、この記事の感想などありましたら、ぜひコメントをください。待っています!
見てくださって、ありがとうございました。
また、木曜日にお会いしましょう。
えだまめでした。
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次に紹介する本のヒントは
小川糸さんの『食堂◯◯◯◯◯』
です。
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