前十字靭帯再建手術からの復活物語003 ‐救助活動編2‐
「あれ?ケガ人かい?」
遠くから微かに聞こえた音は次第に大きくなり、2台のモービルがその姿を現した。『こんな山奥になんで?救助の人なの?救助要請していないのに?なんとなく救助の人と少し雰囲気も違うような…』頭の中に『?』がたくさんならんで少し混乱していた。
この状況下で目の前にモービルが現れた事実。この人達は誰なのか。なぜここにいるのか。いま、目の前の状況を理解するだけの冷静さはその時の私には持ち合わせていなかった。状況を頭で処理しきれなくてひたすら混乱していた。助けに来