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マーケティングリサーチを仕事にして16年の私が感じる、最も楽しい瞬間とは?

こんにちは、イー・クオーレ代表の犬飼です。

消費者心理を分析する仕事を初めてもう16年が経ちましたが、まったく飽きることはなく、今が一番楽しいなと感じています。

この記事では、マーケティングリサーチのどんなところが楽しいポイントかをご紹介させていただきます(^^)/
マーケティングリサーチ会社で働きたい方のヒントになればと思います!!

私のお仕事は、調査の中でも、被験者から話を聞くインタビュー関連の調査が大半を占めています。インタビューには、一対一で話を聞くデプスインタビューと、複数名から話を聞くグループインタビューの2種類がありますが、圧倒的に楽しいのはデプスインタビューです♪

デプスインタビューではその人の深層心理を掘り下げることができます。なぜそのような行動を取ったのか、その背景・動機にはどんな感情が隠されているのか、バイアスをかけないよう巧みに質問していく必要があります。

被験者も気づいていない、クライアントも気づいていない、隠れた心理にアクセスできた瞬間、得も言われぬ喜びがまっています!被験者からは「今まで考えたこともなかったけど、自分は確かにこう感じていた、それに気づけて新たな発見だった」と言ってもらえることもあります。

消費者の行動を促進するための、隠れた心理を引き出せたとき、心が震えます。「これでこの商品はもっと売れる!」それを発見した時の喜びと言ったらもう、本当にうれしいんです。もちろん毎回ではありませんが、結構な確率でその時は訪れます!

じゃあどうやってその隠れた心理を引き出すんだ?と思われた方もいると思いますので、ちょっとだけテクニックをご紹介すると・・

一つ目は、「カテゴリの前提を知る」です。あなたの商品・サービスが買われないのには何が前提があります。「まずそう」「謎のもの」とかですね。そのカテゴリに感じるなんとなくマイナスの印象をとらえることで、真の課題が見えてきます。以外と盲点であったことに気づくことも多いです。課題が見えれば打ち手も見えてきます。

二つ目は、「その商品を使う真の動機を掘り下げる質問をする」です。どんな時に誰とそれを使うのか?それを選ばなければ他に何を選ぶか?それを使うとどんな気持ちになるか?何を使っているときの気持ちに近いのか?それを使うことであなたにとってどんな良いこと(メリット)があるか?
これらの質問を通じて、インサイトに迫ることができます。
インタビューの一番最後に、「結局・・なんでそれ使ってるんですか?」と軽めに投げかけてみると、最後の最後で真実に迫る回答が引き出せたりします。順番とタイミングも大事ですね。

三つ目は、「あえて否定をしてみる」です。被験者は、当たり障りのない回答をして、真実から逃げることがあります。「え、ほんとですか?」「ぶっちゃけ、どうですか?」「いやいや、もっとあるでしょ」とかですね。もちろん失礼にならないよう細心の注意と、被験者との良好な関係性を築けているか次第で繰り出せる技だったりしますので、使う時は要注意です。

まだまだたくさんテクニックがありますが、今日はこの辺で。
興味がある方がいらっしゃいましたら、もっと詳しいテクニック紹介編も書きたいと思います!

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