"How to Start Speaking in IELTS: part 1" (138WPM)English Speaking Successシリーズ=英語教材のお話(その28)=

本日、紹介する教材も、YouTube です

 「YouTube はすごい!」というのが、最近の、ますますの、率直な感想です。英語学習教材といえば、YouTube をはずすことはできません。 
 YouTuber の英語講師の方々を紹介するのもアイデアかなと思いつき、優秀な YouTuber の方々の紹介もしていこうと考え、すでにジルさんを紹介しました。
 ジルさんに続き二番手は、YouTube で人気講師のキース先生にしました。大晦日にキース先生を紹介させていただきます。

Keith English Speaking Academy のキース先生

 遊びでYouTube による「なんちゃって語学留学」を考えたときに、1時間目の総合英語を担当していただきたいと考えたのが、キース先生です。総合英語としては、なんとっても、Keith English Speaking Academy (UK) がおすすめです。キース先生は、基本、イギリス英語ですが、バリバリのイギリス英語ではなく、より中立的な英語を意識されていると思います。
 英語教師としてプロ中のプロである Keith O'Hare氏。名前から判断すると、おそらくアイルランド系、もしかしてスコットランド系。いずれにせよ、生徒に対する圧迫感がないのが素晴らしい。
 フランス語やスペイン語や中国語も学んできたキース・オーヘア氏。指導は丁寧で的確です。キースさんは現在イギリスを離れ、スペインか、ヨーロッパのどこかに住んでおられると思います。

理解可能なインプット教材という点でとってもわかりやすい授業をしてくれるキース先生

 キース先生の授業は、コトバを教えることに集中していて、(多少のビジネス宣伝はあっても)授業で余計なことは言いません。きわめて中立的な内容です。キース先生の英語は、外国人向けのフォーリナートーク ではありませんが、母語話者でない生徒を念頭におき、語彙を考え、わかりやすくゆっくり話をされています。その意味で生徒用にも教師用にも役立つと思います。
 Keith English Speaking Academy は、IELTSの speaking 能力向上をめざす生徒向けのビジネスとして運営されていますが、ビジネス臭さを感じさせずにキース氏の膨大な動画を無料で視聴できるところがよいと思います。

日本人英語教師で英語を英語で教えなければならないのであれば私ならキース先生をお手本にします

 日本人英語教師が、新カリキュラムで、もし英語で英語を教えなければならないのであれば、私ならジル先生に続いて、キース先生のカリキュラムを真似て、キース先生の動画を見て、必死にやります。
 その理由は、印象に過ぎませんが、おそらくキース先生は言語教育専門の教育を受けてきた方で、フランス語や中国語・スペイン語など、母語以外の外国語も学習されているからです。

コトバを追いかけずに内容を追うとコトバがついてくる

 たくさんあるキース先生の動画の中で、今回たまたま選んだのは、約21分のレッスン。
 内容は、IELTS のスピーキングテスト対策ですから、想像がつくでしょう。内容を想像できれば、ダイレクトメソッドのエマ―ジョンに知らず知らずのうちに身を置いているということになりますから、コトバが身についてきます。
 あなたが知らないことを、さらに慣れていないコトバで学ぶのは、二重三重にむずかしい作業なのです。

キース先生の話すスピードは138PM

 はじめの6分間だけ計ってみました。
 これが831語で6分間でしたから、138WPMでした。

つまらないと思った人は別の教材を探しましょう

 よい教材であっても、つまらないと思えば、あなた向きではありません。そんな教材は捨てて、自分にあった教材を選びましょう。

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