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過去が変化する、空白と後書き

手帳は予定を書いて終わり、ではない。
日記として使っている人もいるし、記録や振り返りを書く人もいて、手帳の活用としてお勧めしている。

さらに、わたしは「後書き」もおススメしている。

例えば、ネガティブなできごとがあったとして。
その時は気持ちのうえで書けなくても、書ける気持ちになった時に書いても良いと思う範囲で。
その時の気持ちと一緒に後書きすると、気持ちの変化も記録できる。
スケジュール帳だと、できごとが起こった日付のところに。
スペースが小さければ、少し大きな付箋などに書いて貼っておく。

コツは後で書いたものと分かるようにしておくこと。
ペンの色を変えたり、ペンの色を変えなくても記号や囲みで分かるようにしたり。そして、書いた日も記録しておくと、またその後振り返って読むこともできて、その時の変化を書き加えることもできる。
過去のできごとは事実としては変わらないが、自分にとっての意味や解釈はいつでも変化し、アップデートされるという点では、過去も変化していく。

もちろん、いつまでも気持ちの整理ができないのなら、そのスペースがスカスカなのを気にしなくていい。
空白にも意味があるから、その空白を味わえば良い。
そのうち書く気持ちになった時に、言葉にして記録しておくことで新しい味が加わる。
書いたものを自分で読み、改めてそのことについて考えることで、また新たな味へ変化するかもしれない。

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ゆもとりえ (あわい舎)
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