【マーケティングテクニック】 活用法に注目が集まるバーチャル戦略
寒いなーと思って起きてみれば、外は雪で、窓はOPENでした笑 #風邪ひかなくてよかった #基本暖房が嫌いだけど流石にストーブつけた
“あなたよりあなたごと”
エコノミック作家の木場 晏門です。
本日のお話は、あまり外でピックアップされている所をまだみていない内容なので、新鮮に楽しんで頂けたらなと思っております。
では早速。
#マスコットといえばそういえばふなっしーどこいった。
名前も懐かしいものになりつつありますよね 笑
今日のテーマはズバリ「バーチャルマスコット戦略」です。
本題に関わってくる内容でもあるので、まず初めにふなっしーって結局何だったのかについてお話ししていこうと思います。
2011年11月、千葉県船橋市在住の「梨の妖精」という設定のマスコットキャラクターとして誕生。最初は知名度もなく怪しまれたものだったが、アサヒ飲料「十六茶」のテレビコマーシャルの出演をきっかけに認知が拡大していく。その後朝の情報番組「スッキリ」に出演した際に、加藤浩次さんと相撲をとることになり、激しく投げ飛ばされた一幕などが話題になり、テレビからのオファーが急増。一躍人気のマスコットへと成長した。
「体に火をつけて走ってください」 「トラックにひかれてください」 など、スタントマンのような身体を張った仕事が増え、過激な映像をテレビが求めたことにより、受けられない仕事も多くなり、テレビの露出は減少。 現在はふなっしーLANDという店舗を複数構え、「274h.」という動画配信サイトも運営されており、イベントを中心としたPR活動をしている。
と、ざっくりこんな感じです。
ふなっしーのすごかった点としては、
中に入っている人が、アグレッシブな動きができることと、キャッチーな声であるということ以外は、属人的な条件がいらない露出手段だったという所です。
アイドルやタレントに比べると、設定がしっかりと固まっていれば、運用がしやすいのがマスコットキャラクターの利点と言うふうに、ここでは覚えておいて下さい。
Vtuberについてちゃんと知る
「バーチャルマスコット戦略」について考えていく上で、これも欠かせない単元です。Vtuber。名前くらいはもう皆さんご存知だと思いますが、細かい部分まで知っている方はあまりいないのではないでしょうか?
2016年12月にキズナアイさんが自身の活動体系の呼び方の定義としてVtuberという言葉を使い始めました。その後少しずつVtuberは増加し、2018年にはネット流行語大賞の金賞を受賞。現在では、企業もVtuberを 起用する動きも出てきていて、国内に限ると、サンリオさんや花王さんが その筆頭となっています。
Vtuberの映像にはモーションキャプチャという技術が使われていて、物の動きに関するデータを取り込み、デジタル化することができるものです。
費用感で行くとキャラクターの作画費用が、200万~500万程度
出来上がったキャラクターの企画・運用に50万~80万程度
がかかってくるイメージです。 まだまだ個人レベルでは扱いづらい価格帯ですね。
ただこれもまた、注目すべき技術と、露出手段であることは間違いありません。顔出しの担当者は必要ないですし、ビジュアルなどもイメージ通りの運用をすることができます。運用条件の自由度が高いというのが何より魅力的ですし、リアルタイムなリアクションが取れるというのも利点です。
どうでしょう?
マスコット(Vtuber含む)起用のメリットが少しずつイメージできてきたでしょうか。しかしここでまだネックになっているのが「費用面」ですよね。少女隊では運用がしづらい。その点を解消した事例を次にお話しします。
あまりメジャーにはならなかった“東方靈異伝”というゲーム
当時このゲームを知っていた人は本当に少なかったと思います。リリースが1996年ですから、PCゲームの文化自体が根付いていない時期です。当然私は幼かったので知る由もありませんでした。
このゲームはZUNさん(本名 太田 順也)という方が制作されたもので、その後もいくつもゲームを開発しのちに「東方シリーズ」というふうに呼ばれるようになります。そのゲーム内の主要キャラクターの二次創作をZUNさんが許可したことにより、主にYoutubeを中心に東方シリーズ主要キャラクターの霊夢と魔理沙というキャラクターを対話させる形の動画が増えていきました。
霊夢と魔理沙を起用した動画は以下から一覧できます↓ https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%9C%8A%E5%A4%A2%E3%81%A8%E9%AD%94%E7%90%86%E6%B2%99&sp=EgIQAg%253D%253D
ご覧いただくと分かると思いますが、この動画は特に、テーマと台本さえ決まっていれば成立する構成になっています。
● 音声は自動生成された声を使用 ● 表情などは、いくつかのパターンを静止画ベースで使い回し。
音声収録や演者を用いることなく、情報発信ができるようになるので、非常に手軽ですし、台本作成と動画編集を自分で行えばコストもほとんどかかりません。
「顔出ししたくない」 「メイクやヘアセットなどを含む、収録の準備が大変」 「原稿の読み直しが多発して時間がかかる」 「適切な演者が見つからない」
こういった問題を霊夢と魔理沙を起用する事で一気に解消できるというわけです。動画の再生回数も伸びやすい傾向なのもお分かり頂けたと思います。
【本題】 バーチャルマスコットの可能性
ここまでマスコットやVtuberの例を交えて、説明をしてきましたが、結論としてマスコット起用には大きな集客効果と、柔軟な運用が期待できます。
それが、有人マスコットだけではなく、バーチャル上でもできるようになった。企業や個人をPRするためのバーチャルマスコットを1人1キャラ持つ時代もそう遠くないでしょう。商業利用はできませんがiPhoneの基本機能であるmii文字も非常に精度が高く、キャラクターの自由度も高いですよね。ゲーム機のwiiに搭載されていたmiiキャラとよく似ています。
広告塔に演者起用をする場合、やめてしまった時のカバーリングなども大変ですが、バーチャルマスコットであればその心配もなく、意図に沿った人格として安定した運用が可能です。
最近モーションキャプチャーのアプリも増えてきていて、私も常々チェックしていますが、まだ課題も多い現状です。ただそれもここ数年で解消される所まではきているので、おすすめのツールが見つかった際には、また別記事でシェアしていこうと思います。
もし既に、そういった海外のツールをご存知だったり、開発に携わっている方がいらっしゃいましたら、是非コメントお願いします😊!