「コオロギはサステナブルフード!?」エコロギー事業紹介【解決策編】
こんにちは!インターン生のちなつです!
前回のエコロギー事業紹介第一弾「課題編」に引き続き、第二弾では「解決策編」としてコオロギの価値、エコロギーの取り組みについて紹介します🦗🍃
エコロギーは創業当初から、社会課題のど真ん中でコオロギの生産、加工、そして販売に至るまでのバリューチェーンを一気通貫で構築してきました。
なぜ、コオロギに注目したのか?
それは、このコオロギが究極の「サステナブルフード」だからです。今回の記事では、そんなコオロギにどのような価値があるのか、「課題編」で触れた社会課題に結びつけながら紹介します!
1.タンパク質危機の解決策として
人口増加に伴って深刻化するタンパク質危機。このタンパク質危機解決策として、未利用の生物資源であるコオロギには既存のタンパク質源に代わる新しいタンパク質源としての価値があります。
では、コオロギはどれほどのタンパク質を含んでいるのか?
例えば、エコロギーが開発するコオロギパウダーには、100g中に約65gのタンパク質を含んでいます。これはビーフジャーキーの54.8g(日本食品標準成分表2020年版を参照)と比較しても、高い数値です。さらに、コオロギはタンパク質以外に鉄分や亜鉛も豊富に含むので、他の栄養素も同時に補うことができる優れたタンパク源なんです!
さらに、既存の家畜と比較しても、生産過程で排出される温室効果ガスが圧倒的に少ないことや、家畜産業のように広い土地の開墾を必要としないことから、地球にやさしく、サステナブルなタンパク質源とも言えます。
2.フードロス問題の解決策として
地球に優しい自然由来のタンパク質源であるコオロギ。このコオロギは世界中で問題となっているフードロス問題の解決にも貢献し得る可能性があります!
雑食性の強いコオロギは、少ないエサ、栄養で成長できるため、コオロギは直接ヒトの食料にはなり難い「フードロス」をエサに生産が可能です。
エコロギーはコオロギの生産拠点を置くカンボジアにおいて、現地の製菓メーカー、ビール製造所などからフードロスを回収し、それらを独自にブレンドしてコオロギ生産のための餌を開発しています。
また、東南アジアで有名な日系イタリアンレストラン「ピザ4P's」とも連携を進めており、レストランから廃棄されるピザ生地をエサにコオロギを生産。この生産したコオロギを活用したサステナブルなピザのメニューを開発しました。
このようにコオロギは人間の食料とは競合しないフードロスを起点に生産ができるサステナブルなフードと言えます。
3.貧困・所得格差の解決策として
最後にコオロギの貧困、所得格差の問題の解決策の側面について、カンボジアに生産拠点を置くエコロギーのユニークな取り組みとともに紹介します。
エコロギーはカンボジアで現地の農家さんと共同でコオロギの生産を進めています。
農家さんにコオロギの生産方法を指導し、農家さんが生産したコオロギを買い取る仕組みを通じて、農家さんの所得向上に貢献しています。
実際コオロギ生産は農家さんにとって所得面でどのくらいのメリットがあるのか?
例えば、こちらの、エコロギーが初めて密な連携を行った農家のシノンさん。初期投資600ドルで、年間約2000ドルを収入を得ることができています。これは新興国カンボジアでは大きなインパクトであり、コオロギ生産は農家さんにとって持続的な副業になっています。
このようにエコロギーが今後も農家さんとのネットワークを拡大することで、アジアの農村地域の貧困、所得格差の問題の解決に貢献できると言えます。
最後に
以上、3つの社会課題に関連してコオロギの価値、エコロギーの取り組みについて紹介しました!
エコロギーのパーパスは、「地球といのちを健やかに」。私たちは、エコなコオロギを活用することで、地球環境にとっても社会にとってもサステナブルな社会を創っています🌎
近年、コオロギを扱う食品の事例が増えていますが、まだまだゲテモノやパーティ食としてのエンタメ要素が強いのが事実です。
今回の私たちの投稿を通じて、「サステナブルフード」としてのコオロギの可能性に注目いただけたらうれしいです😊
次回は、「未来編」として、コオロギのさらなる可能性、そしてエコロギーの今後の展開について紹介します!お楽しみに!
インターン生・ちなつ
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