医師と患者は対等ではないと思う。いつまでもきっと。
私は元看護師です。
医療職によく教育される患者との関係性についてですが、対等であり信頼関係が大切である。とはよくききます。私も気をつけて接してきました。
ですが、父が難病を患い命の危険にさらされたとき、義父が中皮腫で治療のできる病院が限られたとき、初めて私は患者の家族になり、実感しました。
いくら医師や看護師が対等を意識したとて。患者や家族にとっては相手に、自分の、家族の命を委ねているのです。
対等にはなりたくてもなれない。
誤解を恐れずに言うなら
はじめから、下なのです。
いつまでも下なのです。
命を握られているのです。
私たちはそのことをよく知らなくてはいけない。
目の前の患者やその家族は言いたいことが基本的に言えません。
なぜなら、嫌な患者、家族のレッテルを貼られたくないし、最高の医療をうけたいから、嫌われたくないからです。父がある病院に入院して医療過誤により病状が悪化し、その後のケアもお粗末だった時はさすがに物申しましたが。
働いている時、物申す方もいましたが、前から気になる箇所がいくつもあり、たまたまその時の出来事がきっかけで、怒りを爆発させていたように思います。
入院している患者や家族は基本的に不安を抱えています。病気がシビアならなおさら。
目の前の患者や家族が何もいわないから問題ない?
そんなの大きな間違いです
言いたくても言えない
たとえ聞かれても、核心は…です。
どうしても病院側に権力があるからです。
これがわかっている人とそうでない人はかなり差が出るのではないでしょうか。
私だったらわかっている人にみてもらいたい。
じぶんもわからなかった。
だからこれからはそうでありたい。
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