腰痛っていったい何なんだろう
腰痛は治せない
腰痛は肩こりに次いで、整体サロンにいらっしゃる方に多い症状です。
腰痛を治したい
そんな気持ちで、皆さんサロンにいらっしゃいます。
でも、残念ながらそのご期待には添えません。
腰痛は治せないのです。
整体サロンだけではありません。病院でも、整骨院でも、マッサージでも、腰痛は治せないのです。
腰痛の9割は病気でも怪我でもない
なぜ、腰痛は治せないのかというと、腰痛の9割は病気でも怪我でもないからです。病気や怪我であれば「治る」という概念があります。
でも、腰痛の9割は腰痛という「状態」なので治るという概念がないのです。
腰痛は買い物と同じ
どういうことかというと、例えば、買い物をして荷物を手で持ちます。重たい荷物をずっと持っていたら、手は疲れるし、筋肉は張るし、そのうち痛くなります。
腰痛もそれと同じなのです。
腰は常に上半身の体重を支えています。荷物を持っている状態です。だからずっと立っていると疲れます。腰の筋肉も張ってきます。
だけど、座ったり寝たりすれば楽になります。(基本的には。ただ、座った状態はまだ少し上半身を支えています)
これは荷物を置いた状態です。
日頃は、これを繰り返していて、荷物を持ったり置いたりしているので、痛くなりません。
ただ、荷物を持っている時間が長く、置いている時間が短いと疲れや筋肉のはりが取りきれません。
この状態が腰痛です。
病気や怪我でもありませんよね?
姿勢が悪い=荷物を斜めに持っている
前述したのが、腰痛の基本パターンです。
このパターンであれば、余程のハードワークでなければ腰痛にはなりません。
このパターンに悪い姿勢が加わったのがパターン2です。
人間は本来立っているときに、上半身を腰の筋肉とお腹の筋肉で5対5で支えあっています。
この状態を正しい姿勢といいます。
これが悪い姿勢になると、この5対5のバランスが崩れます。腰の筋肉が10対0で支えるようになるのです。
この状態では正しい姿勢の時より2倍の負担が腰にかかっていることになります。
パターン1よりも2倍のスピードで腰痛になるということです。
これがパターン2の腰痛です。
一般的な腰痛はまずこのパターン2が多いです。
買い物の例えで言うと、悪い姿勢の状態は荷物を真下ではなく、斜めに持ち上げて持っているのと同じです。
真下に持つより、早く疲れますよね。
だから姿勢って大切なのです。
腰痛は治すというよりならないようにする
まとめると腰痛は正しい姿勢と適度な休息によって腰痛にならないようにすることが大切なのです。
だから病院に行っても治らないのです。
治ったと感じるのは自分の自然治癒力です。
薬で痛みを止めている間に、自然治癒力で治しているのです。
これは、どんな病気や怪我でも同じですね。
風邪の薬も症状を緩和しているだけで治してはいないのです。
私のような整体やカイロプラクテッックの仕事は、腰痛にならないような体作りのお手伝いをしてあげることです。
ただ、ゆがんで動かなくなっていた関節が動くようになると一瞬にして、痛みがなくなることはあります。
それも、治ったというより動くようにした。という感じで、筋肉の組織や細胞は傷ついたままです。
そこから本格的な治るという作業が始まります。
関節を動くようにして、自然治癒力が発揮しやすい状態にした。という感じですね。
ちなみに関節がゆがんで固まった状態だと、買い物の話でいうところの、斜めに荷物を持っている状態のままなので痛みがずっと続いてしまいます。
今回は、ややマニアックな話になってしまいましたが、要は「腰痛は予防が大切ですよ」という話でした。
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