いい姿勢は腰痛にいいけど、「いい姿勢」とはなんぞや?という考察
腰痛にお悩みの方は多くて整体という仕事柄、腰痛持ちの方と多く接しているのですが、腰痛は医学的にも原因がはっきりわからないことが多くて、個人的にも様々な要因から起きている気がするな~と考えております。
とはいえ腰痛を改善するために大事なことはあって、その1つが「姿勢」であります。
当然「姿勢が悪い」と良くなくて「いい姿勢」の方が腰のためにも良いわけです。
「いい姿勢」が体にいい、メンタルにもいいというのはよく言われる話ですが、そもそも「いい姿勢とはなんぞや?」というところが漠然としていてわかっていないことが問題なのではないのか?という考察です。
「いい姿勢」とはなんぞや?
「いい姿勢」というゴールが間違っていては腰痛も良くならないわけですね。
私の経験からも多くの人は「いい姿勢にしてください」と言われても意外と「いい姿勢」にはできないのです。
そこで、「いい姿勢」を定義していきたいと思います。
いい姿勢とは
1、見た目が良い
2、リラックスできている
この2つを満たしていることです。
1の「見た目が良い」は当たり前なので、ポイントは2の「リラックスできている」ですね。
ここでいうリラックスとは「力が入りすぎでも抜けすぎでもなく適度、中庸な状態」です。
ほとんどの「悪い姿勢」は腰に力が入り過ぎていてお腹の力が抜け過ぎています。
よくある間違った「いい姿勢」は「気をつけ」です。子供の頃から学校で「気をつけ」を習うので、これを漠然と「いい姿勢」とイメージしている人がほとんどです。
「気をつけ」はいい姿勢ではない
「気をつけ」を意識しすぎると背中や腰に力が入りすぎてしまうという問題が起きます。これは腰痛の一因です。
「気をつけ」は2のリラックスの定義を満たしていないのです。
「気をつけ」というのは兵隊さんの姿勢でかなり力んでいるイメージですよね。正しい「いい姿勢」は兵隊さんではなくお坊さんのイメージです。
姿勢はいいけど力んでなくてリラックスしているイメージはありませんか?
ビシッでもダラ~でもなくてスーっとした感じ。これが「いい姿勢」のイメージです。
ちなみに私は正しい「いい姿勢」を「3ない姿勢」と呼んでいます。
見た目が良くて
1、背すじをビシッとしない
2、胸を張らない
3、あごを引かない
ようはお坊さんの姿勢のイメージですね。
とりあえず腰痛を改善するには姿勢は大事だけど「いい姿勢」を間違えてはいけないよ~ってことですね。
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