![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25934928/rectangle_large_type_2_97b73c45e2cbeb51349fc38fb76fb26a.png?width=1200)
掃除をして思い出したこと
小学生の時、読書感想文の宿題が一番嫌いだった。
まず本を最後まで読めなくて
いつも途中からは、パラパラと部分的に読んで感想文を書いていた。
きっと先生にはバレていただろう。
仲の良かった子が読書好きで、いつも難しい本を読んでいて、私は劣等感でいっぱいだった。
当時の私は勉強が嫌いで授業もまともに聞いていなかったし、学校へ行く楽しみは体育の時間と給食だけだった。
でも漫画は大好きだった。
当時は月刊誌のリボンを愛読。
「ちびまる子ちゃん」や「天使なんかじゃない」に、かなりハマっていた。
そのうち、ちびまる子ちゃんがテレビアニメとして始まったのが小学校3年生の時。
まるちゃんと同い年の私は、妙な親近感を持ちますます好きになった。
ぐうたらしても生きていけると思えたのは、まるちゃんのおかげかもしれない。
本棚の掃除をしていたら、さくらももこさんのエッセイが何冊か出てきた。
「もものかんづめ」は私が生まれて初めて最後まで読めた本だ。
文字が大きくて読みやすかったのと、文章からまるちゃんの世界が想像できたのがよかった。
それからずっと、さくらももこさんのエッセイが大好きで読んでいたら、いつの間にか他の本も読めるようになった。
今ではテレビよりなにより本が好きだ。
今の自分があるのも、さくらももこさんのおかげだと言っても過言ではない。
これだけは本当にお礼を言いたい。
さくらももこさん、ありがとうございます。
本が読めるようになってよかったです。
もものかんづめに出会ってなかったら、今でも本嫌いのままだったかもしれない。
さくらももこさんが今も天国で、面白い本を描いていますように。