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[不足を疑う]ひぐま うれしくて悲しくてうれしいを知る🐻‍❄️✨[荷を下ろす]

ひぐまには今年の夏頃から仲良くなったお友達がいた。
地域猫の「白まおちゃん」だ。

「白まおちゃん」はこんな可愛い子

いつも近所のごみ捨て場の付近に居た「白まおちゃん」はひぐまが会社の行き帰り通るたびに「ニャー」と挨拶をしてくれるようになった。

秋頃からは抱っこもさせてくれるようになり、
朝晩会えるのが本当に楽しみでうれしかった。

「白まおちゃん」を通して、
ひぐまはご近所で地域猫を支援している人達ともお知り合いになった。

みんなやさしくて素敵な人達。

「白まおちゃん」を通してひぐまの世界が少し変わった。


ここ最近朝晩冷え込むようになってきたら、
ひぐまは「白まおちゃん」が
夜凍えているんじゃないかと心配で仕方なかった。


そんな折、先日ごみ捨て場に
『猫に餌をあげないでください』という貼り紙が貼り出された。

「白まおちゃん」をよく思わない近所の人達が
「白まおちゃん」を排除しようとし始めたのだ。


ただでさえも寒い中、餌も与えられなくなったら
「白まおちゃん」はどうなっちゃうのか…。

毎日不安で心配になる瞬間が増えた。

もう思い切って保護しようか。

でも、猫を飼った経験もないし、
状況的にも厳しい。どうしたら…。

と、思考がぐるぐるしてる自分に気づいて、
「白まおちゃん」が凍えてるって本当かな?🙄
と不足を疑ってみた。

そしたら、ふと。

あれ、もしかしてあの場所に居る「白まおちゃん」の存在を"握っている"のは自分なのか?🙄

と思えたのだ。

そう思えた翌日の今日、
ご近所の地域猫を支援している方から、
「白まおちゃん引き取り手が見つかったよ!」
の連絡が。

近所で支援してた人の実家に引き取られることになったという。


よかった〜これでもう「白まおちゃん」は寒い思いをしなくていいんだ、
という思いと、

もう朝晩あの場所で「白まおちゃん」に会えないのだという寂しさが、

ないまぜに心の中にいっぱいいっぱい溢れて、
帰り道涙が止まらなかった。


でも、きっとこれでよかったのだ。

ひぐまが不足を疑って、
握りしめていた思いを緩めた瞬間に、
そこに縛られていた「白まおちゃん」は解き放たれて、
やさしい人の温かいお家に招き入れられたのだから。


そうか、必ずしも自分がしあわせにしなくたっていいんだ。
自分のモノにしなくちゃダメだ、なんて思う必要はないんだ。

そんなふうに自分自身も解放してあげたら、
悲しさもフワッと溶けた気がした。

「白まおちゃん」元気でしあわせに
可愛がられて過ごすんだよ!!

いままで仲良くしてくれて、ありがとう。

ふわふわな君が大好きだったよ!

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