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2022年5月読書日記

5月27日(金)
・「運命」訳6に原文追加。新たに7をアップ。そろそろ燕王が挙兵して靖難の役が始まる。

・ツイッターに多く書くとここに書き忘れることも多くなる。また読書もろくにしていない。そんなわけでここ数日放置していた。もうちょっとこの日記ありようを考えてみないといけない。不要になればやめるつもり。
・英語のハノン初級10.7。

5月24日(火)
・『紫式部日記』朗読58回。疲れてたからそれが声に出てるかも。

・『詳説日本史研究』空いた時間に拾い読みしていくつもり。108pに『紫式部日記』の中の人物批評について触れていて嬉しくなった。これから朗読予定のところだ。

・『運命』は見識ある人が諌めるんだけど時既に遅し、のパターンが多い。人の力では如何ともし難い運命というものを感じずにはおれない。

5月23日(月)
・日本史をやり直したく山川の『詳説日本史研究』を購入。『詳説世界史研究』の内容が優れていたのでこれにも期待。

・『運命』現代語訳。削藩が行われ、いよいよ戦端が開かれることになる。

・早朝、でた単1級。ハノン初級10.6。

5月21日(土)
・ハノン初級10.5。

・『紫式部日記』朗読57回。消息文へ。「行事記録」から「人物批評」への転換。紫式部は「小少将の君」と仲良かったみたいだけど、具体的にどこが良かったのかこの批評からはさっぱりわからないな。

5月20日(金)
・英語のハノン初級10.4。あと残り4割くらいか。

・CNN EE5月号リスニング。空飛ぶ車だって。バックトゥザフューチャー。

帝ない・昨日は『運命』の現代語訳5をアップ。素直に燕王を後継にしとけば内戦なんて起こらなかったと思うけど、そうもいかんわね。なんとなくわかるが訳すとなると訳せない箇所多し。

・昨夜はFMでマーラー3番。忙しくて全部聴けなかったのが残念。3番は長大で90分くらいかかるから通しで聴いたことってあまりないんだよね。

5月18日(水)
・新訳ローマ帝国衰亡史。最近、少々ダレ気味。

・ハノン初級10.3。

・『紫式部日記』朗読56。清少納言への悪口はまだ先。

・最近の「言の葉コレクション」。大半がネットから拾ってきたもの。
則天去私
私情
返り血
座標系
一意的
押し出し
恰幅
剣ヶ峰
加担
蒼茫
一望千里
遇する
蜂腰
藩屏
封ずる
下支え
着こなす
採録
所定
暫定
能吏

・昨夜のFMのチャイコフスキー5番はなかなかの好演だった。僕の「悲愴」嫌いは親父譲りだけど、5番は普通に好きだ。

5月17日(火)
・ハノン10.2。久しぶりだったが簡単でした。

・『運命』現代語訳4を更新。なかなかの煽り文句で読者を焦らし先を期待させてくれる箇所。

・昨晩は10年ぶりくらいに「ガンジー」を見た。
好きなシーンが意外にあっさりしてたり、覚えていた筈のセリフが実際には言っていなかったことに気づいた。自分の創作だったのだ。
記憶の美化とはこのことか。当てにならない。何かにつけ「昔は良かった」と懐かしがる場合の「昔」も美化したものかもしれぬ。

・早朝FMでベートーベンのトリプルコンツェルトを聴く。録音は非常に良いが肝心の演奏はイマイチ。ムターのバイオリンが猛々しく自己主張しすぎ。この曲は元からバイオリンがこんなに目立っていたかな?よくわからない。

5月16日(月)
・【紫式部日記】朗読55回。
紫式部の観察の細かさ。さまざまな色によるコーディネートを楽しんでたんだなあとつくづく。色の和名っていいな。

5月15日(日)
・「運命」現代語訳の続きをアップ。注釈つけられるような余裕がないのが悔しいね。

5月14日(土)
・昨夜はローマの休日の地上波放映。
そういえば「地上波」って言葉はレトロニム?思って調べたらやはりそうであった。
以下WIKIの「レトロニム一覧」記事で面白かった奴をいくつかピックアップ。

肉 -
機械や器具による方法が考案されると、機械や器具によらない方法に「肉」を付けて呼ぶことがある。肉眼、肉筆など。

手 -
機械的な方法が確立されると、手動で行わるものに「手 -」を付けて呼ぶことがある。: 手打ち蕎麦、手書きなど。

漢詩 ← 詩
もともと詩といえば(和歌に対して)漢詩のことだったが、明治以降『新体詩抄』など西洋詩の翻訳が試みられるようになり、区別する必要が生じた。

レッサーパンダ ← パンダ
初めはレッサーパンダは単に「パンダ」と呼ばれていたが、後にジャイアントパンダが発見されて有名になると、単に「パンダ」という場合はジャイアントパンダを指すようになった。このため「レッサーパンダ」と呼ぶようになった。
レッサーパンダの方が「パンダ」の元祖なのか・・学ばさせていただきました。

・早朝ウクレレを爪弾いて調律する。僕の「鳴弦の儀」。

・短気起こさず機嫌よく。

5月13日(金)
・朗読はちと面倒な箇所なのでお休み。

・『教養の書』(筑摩書房)
何気なく読んでたら「江戸しぐさ」がインチキであったことを知って愕然とした。今まで信じてただけにショック。調べたらいかに嘘かみんな力説してるんだけどその中でwikiに載ってた落語家さんの話が一番説得力があった。「江戸しぐさなんてものがもしホントにあったら噺に出てこねえわけねえだろって、少し思ってた」。言われてみればそうだよなあ。そんなのあったら杉浦日向子さんの本にも出てくるはずだし。鵜呑みにした自分が恥ずかしい。

・ハノン初級10.1。現在完了形に入った。

・幸田露伴「運命」私訳4をアップ。
この小説は開戦までが正直まどろっこしい。内戦勃発に至る背景、過程は確かに大事な部分だ。しかし血湧き肉躍るというわけには行かぬ。どうするか。
関係ないが原文の「藩王以下は」の箇所は「瀋王以下は」の誤植ではないか。自分の勘違いかもしれないが、取り合えずそのように訳した。不明箇所はこれまで同様【】で括った。

5月12日(木)
・『新訳ローマ帝国衰亡史』第Ⅳ章読了。

・ハノン初級9.6の復習。次からUnit10。

・ウクレレの練習。どうも指使いがねえ。手は特に大きい方でもないからそこは大丈夫だと思うんだが。まあいろんな動画見ながら楽しくやりましょ。

・早朝、PHP6月号で「金継ぎ」について知る。
「金継ぎ」というのは日本古来の伝統技法で、割れた陶器の破片を漆で継ぎ合わせて金などの金属粉を蒔いて装飾するのだそう。
割れた部分を修復して別の美を生み出すので、傷を隠すのではなく活かすというのがミソ。修復した部分を「景色」と呼びそこをあえて目立たせるのだ。
グーグルで「金継ぎ」で画像検索してみると、金継ぎした陶器の中に割れた部分を一本の木の枝としているのがあった。修復という名の新たな創造。こんな素晴らしい文化が昔から日本にはあったのだ。
陶芸に興味のない方でも「金継ぎ」という伝統技法をのことを知れば、何かしら触発され、気づきやヒントを得られるのではなかろうか。知らない方はぜひ「金継ぎ」でググってみていただきたい。「金継ぎは気づき」なんてね(親父ギャグ)。
にしても今朝はえらく特別な朝になった。早朝読書は三文の得?いや三文どころじゃないよ。感謝感激雨霰。

5月11日(水)
・ハノン初級9.6。

・『紫式部日記』朗読54回。
結局事件の真相は闇の中?何だかスッキリしない。それはそうと2024年のNHK大河ドラマが紫式部を主人公にするそうで朗読してる身としては嬉しい。是非良いものにしてほしい。この追い剥ぎ事件なんて膨らませたら結構面白くなると思うんだけどどうだろうか。

・今日のワードハント。
「コウモリ問題」
「お為ごかし(ポジショントーク)」

・「思いこみを捨て、思いつきを拾う」
PHP6月号で出会った言の葉。

5月10日(火)
・NHKFMでブラームスのバイオリンソナタ第3番。第2楽章がしっとりして特に美しかった。この曲は秋や冬に聴くのがふさわしいという感想を見たがなんの今の時候でもいける。もっとも今宵は気圧低めだからそれが影響してるかも。

・いつまで経ってもわからない言葉の一つに「グルーブ感」がある。どういうものなのか、ググってみてもどうも書いてあることがバラバラで共通項が見つかりにくく掴みどころがない。「ズレ」だの「ノリ」だのといったキーワードらしきものが目を引くだけだ。音楽理論を持ち出して説明する向きもあるがそちらの素養がない自分にはいよいよわからない。おそらく普段どんな音楽聴いてるかとかどの程度他者と一緒に楽器演奏したことがあるかとも関係していると思う。いずれにせよ、ノリだけで使うのは控えたい。

5月9日(月)
・夜NHK FMでモーツァルトのピアノソナタを聴いた。演奏は結構危なっかしいところがあったように思うけれど、やはりモーツァルトの数少ない短調の曲には特別な味わいがある。ベートーベンにも影響を与えたに違いない。ショパンのバラード1番もよかった。シューマンのお気に入りであり、ショパン自身も一番好きな曲だったらしい。

・『紫式部日記』朗読53回。
「起きてくれワトソン君。事件だ。」
まさか宮中で追いはぎが出るとは。この後紫式部がホームズ役になって推理、見事に犯人を捕まえめでたしめでたし、いやそれはないか。でもこんなこと起こるんだね、驚いた。しかし怖い目に遭いながらどことなく楽しんで書いてる気がする。「足も空」という言い回しはこれで2回目かな。

・今朝ふとしたことで知った言葉。明(中国)の学者、崔銑(さいせん)という人の「六然(りくぜん)」

自處超然  じしょちょうぜん
處人藹然  しょじんあいぜん
有事斬然  ゆうじざんぜん
無事澄然  ぶじちょうぜん
得意澹然  とくいたんぜん
失意泰然  しついたいぜん

自ら処すること超然(ちょうぜん)
人に処すること藹然(あいぜん)
有事のときには斬然(ざんぜん)
無事のときには澄然(ちょうぜん)
得意のときには澹然(たんぜん)
失意のときには泰然(たいぜん)

漢語のもつ魔力みたいなものを感じる。

5月8日(日)
・NHK FMでエルガーの序曲「南国で」を初めて聴く。いい曲だけどちょっと長め。もう少し凝縮できるんじゃないかと。

・ビギナーズクラシックスの八犬伝。のっけからお姫様と犬が結婚して
妊娠したりするので驚いて調べたら、姫に呪いがかけられていたせいとのこと。ついでに「異類婚姻譚」についても色々調べた。人間と動物とが結婚するお話は古来から世界各地に残ってるんだねえ。日本だと鶴の恩返しが有名だけど。

・you tubeでウクレレ独習。優秀な先生方が多くて有難い。初心者がしやすいミスをよく解った上で丁寧に指導してくれる。

・英語のハノン初級9.5と9.6。

・幸田露伴『運命』の修正訳をアップ。新しくナンバリングせず、アップ済みの3の方に追加した。いくら調べてもわからない箇所はあるねえやっぱり。

5月7日(土)
・『紫式部日記』朗読52回。ここら辺りは自らの老いを意識した記述が目立つ。この時何歳くらいだったのか。

・ハノン初級9.4と9.5。ひたすら受け身に直していく。

・『新訳ローマ帝国衰亡史』。ゴート族の進軍、交戦。ローマ軍ピンチ。

・またビギナーズクラシックス買ってしまった。今度は八犬伝。無論ダイジェストなんだけどおそらく選りすぐりの名場面ばかり集めてあるんだろうと勝手に期待。

5月6日(金)
・『教科書に載せたい日本史、載らない日本史』。
台湾の歴史については盲点だったのでコンパクトにまとめてあったのがありがたかった。

・『紫式部日記』朗読51回。【歳末の感慨】に入った。頼通に比べると弟の教通ってなんだか地味ですな。ここで紫式部はかつての舞の名人の衰えた姿に自分の行く末を重ね合わせている。

・ハノン初級9.3と9.4。

・『ビギナーズクラシックス宇治拾遺物語』165話「夢を買った人の話」が面白い。人の夢を横取りして成功した説話。吉備真備らしき人が出てくる。星新一のショートショートみたいだ。

5月5日(木)
・ハノン初級9.3。昨日できなかったからやれて嬉しい。

・『新訳ローマ帝国衰亡史』第Ⅲ章読了。

「コンモドゥスは、しばしばいわれているように、生来人間の血に飢えた猛虎であったわけではない。かれは邪悪というよりむしろ惰弱な性格であり、その単純さと臆病さのゆえに、近臣たちの奴隷となり、徐々に堕落させられていったというのが実のところだろう。つまり、かれの残忍さは、他人の指図にしたがうことからはじまり、それがしだいに習い性となり、ついには支配感情となったといってよい。」

哲人皇帝と呼ばれた父親への反発もあったんでしょうな。

第Ⅲ章「解説」から。
「この時代になると、帝国全土が一様に考えられたことによって、帝座、帝都、イタリア本土の特権などに関する伝統的な価値観が薄らいで、ローマ帝国はその実体が根本的に変化しはじめます。そうした意味で、ギボンはこのセウェルス帝をローマ衰退の張本人であると指摘しています。」

なるほどセウェルス帝ね。

5月4日(水)
・『紫式部日記』朗読50回。五節過ぎの寂寥の日々。これで【童女御覧】は終了。次回からは【歳末の感慨】。

・『新訳ローマ帝国衰亡史』第Ⅱ章無事に読了。五賢帝時代が終わり次章から帝国に暗雲が・・
「人が至福の世にあるとき、その背後に潜行しつつある衰運を見抜くなど、おそらく不可能に近い。」

第Ⅱ章「解説」から哲人皇帝マルクス=アウレリウスの『自省録』について。
「有名な『自省録』がつづられたのも、そうした戦陣においてでした。北方辺境の寒い夜、幕営でひとり沈思して、思いを吐露したそのノートは、かれの死後、衣服あるいは備品のなかから見つかったといわれています。それを読むと、遙かな時をこえて、帝の真摯、高潔な人柄とストア哲学の諦観をおびた考え方がひしひしと伝わってきます。読者諸賢におかれても、お読みになれば、当時の哲人の言葉にしばしば共感をおぼえ、静かな感動を禁じ得ないことでしょう。」

『自省録』は昔読んだことがあるがまさにその通り。こんな真摯、高潔を絵に描いたような人がいたのかと当時驚き、ずいぶん勇気をもらった。ただ後継者とした息子が暴君になることまでは予見できなかったらしい。

・『新訳ローマ帝国衰亡史』。今日で第Ⅱ章を読み終えるつもり。面白いけど所詮翻訳であり近似値だ。原書で読めば味わいもまた違うだろうな。

・朝から腹具合が良くない(過敏性腸症候群?)のでやりたくないことは一切やらないと決めた。せっかくのGWだし。

5月3日(火) 
・ハノン初級前回の復習と9.2。今回は一文が割と短め。

・ウクレレの練習。ひたすらC、F、G7。なんか綺麗な音が出ない。何でだろう。

・ツイッターで他人と自分を比べるなとか言ってる人をたまに見るけど、ツイッター使用者でフォロワー数やいいねの数を他人と比べたことのない者が一体どれだけいるのであろうか。そうしたことを言う人は大抵既に多くのフォロワーを抱えているのが普通であり、要するに自分のようなインフルエンサー(へんな言葉)と比べてはいけないよと自慢したいのではないか。ああ羨ましい。

・何もする気になれないそんな日は〜♪you tubeでカツ丼動画。

5月2日(月) 
・CNN EE5月号ニュースダイジェスト。

・ハノン初級unit9「受動態⑵」9.1。

・ウクレレはまだC、F、G7を習っただけどもポロンポロンやってると気が休まる。買ってよかったなと思う。邪気を祓う効果とかありそう。いやほんと。

5月1日(日)
・『紫式部日記』朗読49回。遅くなったので明日にしようかとも思ったけど、なんとか今日アップできてホッとした。

・英語のハノン初級8.3&8.4。これでunit8完。

・CNN EE5月号の「CNN報道重要単語」を一通り終えた。マイケルジャクソンの名曲smooth criminalって「抜け目ない見事な犯罪者」って意味だったのか。意外なところで意外な豆知識。楽しからずや。

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