頭がおかしくなるというのはどういうことか、
というのを20年くらい考えていました。自分は鬱にも躁にもならないのですが、身内に躁鬱病の人がいたので、どういうふうな時に人は心身の調子がおかしくなるのだろうか、またどうやったらまた元気になるのか?を研究しています。
よく、一人になって鬱になる、とか、あの、お金に絵が描かれている人(福沢諭吉??)もヨーロッパで鬱になったとか書いてあったので、一人になって、他の人とも交流できず、日光量が少ない場所にずっと閉じこもっていると鬱になりやすいのだなと思った。
あと物理的には腸内環境か。
父が躁鬱病だったのですが、その症状が割と季節の変化に沿っていたことを、土用という概念をインストールしてから意識するようになりました。
なんのことはない、季節の変わり目なので、湿度、温度、気圧の変化が目まぐるしく、自律神経の調整のために肝臓が頑張るのでイライラし、水分調整で腎臓が頑張るし、消化吸収をする胃腸や脾臓が乱れる。とにかく乱れる。
今の夏の土用は物も腐りやすい。すぐ腐る。ということは腸内でも同じことが起きている。腐りやすい。今はそういう時期です。
そのような土用の時期に断食と梅湯流しはおすすめです。脳の環境が腸内環境とリンクしているというのならば。
現在の自分の排泄物の臭いをかいでみてください。自分の場合はドイツに行った時、パンとハムとチーズばっかり食べていたら便が赤黒く、臭く、最終的には血便が出てきていた。
そのかわり、黒い発酵したパンやライ麦パンを食べていたら結構調子良かった。気がする。
甘酒やさつまいもや緑黄色野菜、海藻、など、腸にいいものをしばらく食べていると、うんちが黄色い感じになります。臭いもそんなにきつくない。赤ちゃんのおむつを日常的に替えて便を観察したことのある人はわかると思います。
赤ちゃんはもともと乳酸菌がいっぱいだしおっぱいしか飲んでないので黄色いうんちが多いです。
で、大人とか、日頃腸につまりそうな物を食べてると、宿便が腸壁にこびりついています。下水管にヘドロがずっと溜まっているようなものです。どうですか、こんな感じだと、脳みその思考にも影響があるような気がしませんか。認知症の人が宿便が取れたら意識がはっきりした、という話もあるくらいです。
もちろん、自分の考え方の癖にも気付く必要があると思います。並行して非暴力コミュニケーション(NVC)なども学んで、自分の感情の取り扱い方を知るのもいいかもしれません。
うちの父は私が泣いた時に「泣いても何も解決しない」とよく私を責めていましたが、私は父が泣いたのは一度も見たことがありませんでした。その結果、躁鬱病になってしまいました。感情を吐き出せる場所があればまだ結果は少し違ったのかもしれません。踊りや歌うことなど、表出できる芸として感情を表現するのもいいかもしれません。
土用は心も体も乱れがちなので、つい薬に頼ってしまうかもしれませんがこの時期に養生ができれば他の季節を快調に過ごすことができます。
とにかく「出す」ことです。記憶や感情や老廃物や何かが体と心に詰まっているのだと思います。
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