やがて懐かしくなる日々【日記 241216 〜 241218】
2024/12/16 Mon
美味しい朝食を食べると、穏やかな幸福感とともに1日をスタートできるタイプなので、昨日に引き続き前日に仕込んだフレンチトーストを焼く。バターで焼けば、お砂糖入れなくても卵と牛乳に漬け込んだだけで、こんなに美味しいんだ、と感動する。
朝はよく食べることが多い息子は、今日も猛然と自分のフレンチトーストを食べ進めていた。甘いし柔らかくて、好きなんだろう。
物足りなそうだったので、昨晩適当に仕込んだツナともやしと芋とにんじんのおやきを出してみる。作った私自身が、正直なところ美味しいのか自信を持てずにいたのだけど、何個も食べていたので気に入ってくれたのだろう。
朝食後に日課の散歩へ。天気予報では曇りだったけれど、ちょうど日の光も差していたので、ありがたかった。風はびゅんびゅんと吹いていたけれど……。ああ、もう冬だ。
息子、砂場の存在に気がついたらしく、入り口の柵をぎゅっと握っていた……。そろそろ連れて行ってみようかな。
公園へ行く途中、図書館に寄って借りていた絵本を返却。今回借りていた絵本は、何冊か息子のお気に入りもあったので、何度も「読んで」と持ってきてくれた。楽しんでくれたなら何よりだ。
ほんの少し、息子から目を離していた間に、初めて息子が350ミリ缶を4つ積んでいた! ひとりしで集中して黙々と取り組んでいたので、びっくりした。思わず私が「すごいね〜!」と声を上げると、息子も満足げに拍手をしていたのでかわいかった。集中していたようだし、邪魔してしまったな、と今更ながら少しばかり反省。
つい1週間ほど前に3つ積めるようになったばかりなのになあ。成長著しいねえ。
ネットで購入した息子用のサンタクロースの服が届いた〜! ロンパースタイプだと、80サイズはもうつんつるてんだから95センチにして見たけど袖の部分を折って、いい感じに着れそう。何よりかわいい(最重要)! 息子も白いポンポンのところを気に入ったらしく、舐め舐めしていた……。
来年も着れるかな〜と思って買ったけど、果たしてどうだろうか……。
その日の夜ご飯を、息子はとにかくたくさん食べていた。「まだ、食べるんだ……」って、心配になるのはなんだか久しぶりだな。好きなだけ食べてね、のスタイルにしたからか、終始ご機嫌。息子が好きなさつまいもがあったから、食べるスイッチが入ったのかもしれない。
遊び食べもなく、時々スプーンやフォークも使っていたので、穏やかな食事タイムだった……。
息子が寝た後、晩ご飯を食べながら海に眠るダイヤモンド8話を視聴。
鉄平と玲央、神木くんが演じているのにまったく違う人、って感じだったのにここにきて自分の心の赴くまま動いた玲央の笑顔が、鉄平みたいにきらきらしていたのに、すごくグッとくる……役者さんってやっぱりすごいや……。
それにしても次が最終回とは……。続きはもちろん気になるのだけど、いつまでも追いかけていたい、と思うような素敵なドラマだ。リアタイ視聴はおそらく難しいけれど、本当に楽しみ。夫とゆっくりドラマを見る、というのはそういえば息子が産まれて以来、初めてだ。
夜寝る前、和田明日香さんのInstagramの投稿を見て、思わず涙ぐんでしまった。
息子が今よりもずっと大きくなっても、今の小さな頃の息子が私にも見えているのかなあ。
2024/12/17 Tue
朝から寒い!起床してすぐに居間のストーブを入れる。
今朝もフレンチトーストを息子と食べたので、朝から幸福感につつまれる。ただ、息子はバターで焼いている10分ほどの待ち時間がつらいみたいだ……。今日も台所の入り口に設置したベビーゲートの前でずーっと泣かれてしまった。
朝食後、いつもの散歩に出かける。とにかく寒いけれど、元気でお散歩大好きな息子には関係ないのだ。私は子どもの頃からとにかく寒さが苦手で、冬の日は極力外出を減らしていたような人間なのだが、息子といる今は雨が降っていなければほぼ毎日、外を一緒に歩いている……。息子を見ていると、子どもは風の子、だなあと思う(まだ1歳だが)。
今日はいつも公園で体操をしているおばあちゃんたちが、落ち葉の清掃をしていた。息子は自分も手伝っている気持ちなのか、道端の落ち葉を拾っては上から落とす、というのを繰り返し、おばあちゃんたちに「かわいいねえ」と声をかけられていた。
この時間に公園に出歩くようになり、もう2ヶ月ほど経つ。息子は毎日、おじいちゃんおばあちゃん達に声をかけられ、本当に嬉しそうだ(おばあちゃんたち曰く、「会えないと寂しい」「もうマスコットだから……」)とのこと。
そんな息子は今日も砂場が気になったらしく、柵をガタガタ揺らしていた。砂場用の道具を、何か買ってもいいかもしれない。
散歩の帰り道、図書館に寄って絵本を借りる。息子は「ねないこだれだ」が好きなのだけど、目敏く見つけては、図書館でずっとめくっていたし、借りて帰った後、家でも眺めていた。こんなに好きなら、買っていつでも読めるようにしようかな。
散歩に図書館まで行ったので疲れたらしく、帰宅後すぐに朝寝。起きて4時間くらい経つと、最近はすんなり寝ている気がする。今度、地域のクリスマス会に行く予定だけど、息子の朝寝時間とがっつり被っている。寝る時間を調整しなければ。
昼食後、スーパーへ買い物がてら散歩。いつもはベビーカーで行くが、天気も良いし、息子も元気だったので、ふたりで手を繋いだり抱っこしたりして行ってみた。
息子は3歩進んで「アッ!」と何かを見つけて立ち止まって……という感じなので、時間はかかるけれど、とにかく楽しそうだった。
横断歩道や人通りが多くて危ないところなどは、ヒップシートにのせて抱っこすると、それはそれで嬉しいみたいでニコニコしていた。歩くのは好きだけれど、抱っこも好きなんだなあ。
家事の合間に、再放送されているNHKドラマ「カムカムエヴリバディ」を見て涙ぐむ。本当は1話から見たかったのだけど、ちょっと勇気が出ない……と逡巡していたらもう佳境である……。伝説の19話、やっぱり凄まじい。もうこれを超える15分に、出会えないんじゃないかとすら思う。
今日は夫が出勤日で、息子へのお土産にレインブーツを買ってきてくれた。シーズンオフだから安くなっていたみたいだけど、「砂場の装備にいいんじゃない?」とのこと。確かに〜! そういう発想なかったな。
息子に履かせてみたけれど、初めて靴を履いた時みたいに「なんでこれ履いて歩かなくちゃいけんの?」って感じで不満そう…。慣れたら歩いてくれたらいいんだけど。
2024/12/18 Wed
朝から天気が悪いので、朝の散歩はなし。息子は大変不服そうだったが、Eテレを見たり、綿棒を何度もばら撒いたりケースに入れたり(残り少しだったのを息子が目敏く見つけ、欲しい欲しいと指差してきたので、もう息子のおもちゃにすることに…)段ボールで突貫工作して作り上げたトンネル(おむつ用の大きい段ボールをガムテープで繋げただけ)で遊んだりした。
息子の前でガムテープを使っていると、それが面白かったらしくて、ガムテープを持つお手伝いをしてもらった。息子はラベル剥がしの達人なので、貼り付けたままの宛名ラベルも隅だけ私が浮かし、残りは剥がしてもらう。
息子もできることが増えてきたし、ちょっとずつお手伝いをしてもらえば、息子も楽しいし、私も何かしらの作業ができるんだな(スムーズに進むかは別問題だけど……)。
午後は晴れてきて、気温も少しは上がっていたので息子と散歩と買い物へ。明日は大荒れの天気らしく、1日家で過ごすことになりそう……。
公園でしばらく遊んだ後、夫が買ってくれたレインブーツを装備して、いざ砂場へ。砂をにぎにぎしたり、上からブワッと落としてみたり、小さな手で穴を掘ってみたり、砂の中に埋まっていたどんぐりの帽子を発掘したりと、かなり楽しそうだった。足元は完全防備だったけれど、織り込んだコートの袖先に砂が入り込んでいて、帰宅後に大慌て……。
買い物中、立ち寄ったセリアで息子の帽子を落としてしまう、という事件を起こしてしまった(正確に言えば、ベビーカーに乗っていた息子が帽子を脱いだのだが……)。後から気がついたので半分諦めながら探しに行ってみたら、落とし物として届けられていた……! よかった〜! お店の方に何度もお礼を言って、2度と同じことを繰り返さないために帽子用のクリップを買った。もう落としたくないよ……。
その日は、夫はバスケ観戦の予定を入れていたので、ワンオペ風呂をこなす。息子がしっかり立てるようになって、ひとりでお風呂に入れるのも随分と楽になったと思う(まあ、また違う大変さはあるわけだが……)。今回は息子の機嫌を損ねることなく、お風呂を終えたぞ〜!
しばらく、夜の寝かしつけを夫にお願いすることが多かったので、久しぶりに眠りに落ちていく息子を見守った。寝かしつけと言っても、隣で横になっているだけなので、これも随分と楽になったもんだと思う。指を舐めたり、毛布を抱きしめながら、あれこれおしゃべりを続けること10分、すうっと幸せそうに眠っていった。息子の寝顔は、いつ見てもかわいい。
夫もいないので、しばらくひとり時間だ〜!何しようかな!と少しばかりウキウキしたが、そのほとんどを家の片付けや探し物に費やしてしまった。
夫の帰りを待ちながら、宮下奈都さんのエッセイ「ワンさぶ子の怠惰な冒険」を読む。息子を産んでひと月ほど経ち「ひとりで出かけてきなよ」と夫が送り出してくれた日に、書店に立ち寄り買って、その後に入ったスタバでしばらく読みふけていたんだった。あれ以来、読んでいなかった…と穏やかな幸せを感じながらページを捲る。
宮下奈都さんの小説はもちろん好きだが、エッセイも大好きだなあと本を開くたびに思う。私もいつか、この日記を読み返しては懐かしさに浸る日がくるんだろうか。
読んでいたエッセイに、ショパンの「別れの曲」のことが書かれていて、ふと聴きたくなり、反田恭平さんが演奏されているものを聴く。数日前にEテレ「いないいないばあ」にサンタクロースの衣装を着てピアノを弾いている方がいて、いったいどなたなんだろう……と思っていたら、とっても有名なピアニストの方でとてもとても驚いたのだ……(その後、「光る君へ」OPのクレジットでもお名前を拝見した)。子ども向け番組なのにすごいな、でもとっても素敵だなと思う。
年末に帰省を予定しているので、親しい友人に会えないか勇気を出して連絡してみた。彼女は2児の母で、なんと私の実家近くに住んでいる。年末で忙しいだろう…と思っていたが、会おうよ!と返信がきて、嬉しくなる。故郷を離れ(同じ県内だけど)、結婚して子どもを産み、めっきり友人と話す機会も減ったので、本当に楽しみだ。まさか、私たちが母になるなんてね。