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癇癪を止める方法

Q.ちょっとしたことで癇癪を起こして、大暴れしてしまいます。周囲に危害を加えるので、その場を離れ、押さえ付けて落ち着かせています。外出先に特に多いので、お出かけしても、途中で暴れて帰宅することばかりです。

癇癪の原因を見つける

記録をとる

癇癪の直前に何が起こったかを観察してみましょう。癇癪の原因を見つけて回避することで、癇癪がなくなることがあります。

ワークをしてみよう!

まずは、自分のお子さんが癇癪を起こした日のことを思い浮かべて記録を書いてみてください。

『お友達が列に割り込み、怒ってお友達を注意した。お友達と言い合いになり、癇癪が起こった。』というような記録が出来上がったと思います。

癇癪の原因は『お友達が割り込んだ』
だから…
お友達を大人が注意すれば良い?
お友達が割り込んでも我慢させる?
優しく伝える方法を練習する?

あなたなら、どうしますか?





直前の出来事に注目する

色々な案が浮かんだと思います。
それらの案も間違いではありません。
けれど、何か物足りない…というか、
十分ではない気がしませんか?

それは、記録をとるポイントがずれているからかもしれません。

私なら、下記のように記録します。

例えば、割り込んできたから、注意をした。すると、注意をされたお子さんに【手を掴まれた】直後に怒りが爆発した。

例えば、割り込んできたから、注意をした。すると、【相手が背を向けた】ので、直後に怒りが爆発した。

イライラした経緯を詳しく書くのではなく、感情爆発の直前に起きたことを明確に記します。

感情が爆発する直前に起こったことを周囲が行わないよう気を付ければ、感情爆発は、かなりの確率で防げます。

しかし、感情爆発の直前に関わる可能性のある相手が不特定多数の場合は、この方法では対策が難しいです。

今回ご相談頂いた『外出先で感情が爆発する』のは、見ず知らずの人の言動が原因でした。このような場合は、感情爆発の直前ではなく、直後の出来事に注目します。

癇癪に繋がらない行動を見つける

直後の出来事に注目する

直後の出来事とは、例えば『途中で暴れて帰宅する』の『帰宅する』の部分です。

暴れると必ず帰宅する
→暴れると、その時の嫌な状況から、安心できる家へと変化する
→暴れると、安全地帯に行ける

これは正に誤学習ですね。

誤学習を防ぐ

では、誤学習を防ぐために何をしますか?

『暴れると、安全地帯に行ける』が誤学習なので、『暴れても安全地帯に行けない』が正しい対応でしょうか。

どんなに暴れても安全地帯に行けない状況をつくると、確かに誤学習は防げます。

ただし、この方法では、大暴れしてケガ人が出るかもしれません。

では、どうするか。

行動を変える

私なら『暴れる』という行動を変えます。

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