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ファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ11』 原ひとみ

こんにちは。note更新担当のたぬ子です!

今年度で11回目を迎えるファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ』をご存じですか?

”0才から親子で楽しめるコンサート”をコンセプトに、県内各地でポップスやクラシックなど幅広い内容のコンサートを行っています。
演奏グループは、第1グループから第4グループまであり楽器や内容はグループによって様々です。

今回は、”金管グループ”である、第2グループの隊長:原ひとみさんにお話を伺いました!

ー第2グループの公演日ー
【大洲公演】10月9日(土) 【新居浜公演】12月19日(日)

吹奏楽って言ったらトランペットでしょ!

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―金管楽器のどんなところが好きですか。

 音色が華やかで、遠くまで響くところですね。
 かと言って、うるさいわけではなく柔らかい音色も出せて、そんなふうに色んな音が出せるのが魅力だなあと思います。

―そんな金管楽器の中で、トランペットを選ばれた理由はなんだったんですか。

 ものすごく単純なんですけど、中学校の部活を選ぶのに運動が嫌いで、吹奏楽部に入部したのが音楽をはじめたきっかけなんですよ。
 吹奏楽に色んな楽器がある中で、1番目立って、メロディーラインが多くて、ファンファーレでは主役になれるトランペットは、吹奏楽部の花形だなと思って選んだんです(笑)

1番聴いてほしいのは金管楽器の”響き”

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―第2グループの1番の見どころはどこですか。

 グループ全員で演奏した時の、金管楽器の合わさった響きを聴いてもらいたいですね。
 小さいうちに金管楽器の演奏を生で聴くことって少ないと思うんで、びっくりして泣いちゃう子もいると思うんですけど、実際に楽器の音色を自分の耳で聴いてもらえたらいいなあと思います。

 公演の最後に楽器を触ってもらう時間を作っているので、実際に触ってみることで楽器の仕組みや硬さ・温度など色んなことを吸収してもらえたらいいなって思います。(※今年度はコロナウイルス感染対策のため実施しません)

ノリノリ♪ミュージックタイム!

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―お子さんに楽しんでもらうために、工夫をしていることはありますか。

 工夫というか、私たちの演奏を聴かせてあげるというよりも、一緒に遊んでもらうって感覚でやっていて、私たち自身が公演を楽しんじゃってるんですよね(笑)

 ただ、静かに聴いてほしくはないと思っています。
 とにかく楽しんで、感じたままに動いて、興奮しちゃって走りたくなったら走ればいいよって。それも表現の1つなんで、ちびっ子たちには自由に聴いてほしいです。

 なので歌ったり踊ったりしている場面では、プロじゃなくて普通の人がやってるんだから、遠慮せずに「一緒に歌って踊ろうよ!」って思いでやっています(笑)

演奏者とお客さんが1つになって楽しむ空間

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―音楽のもつ役割や力は何だと思いますか。

 特にこのコンサートだと、ちびっ子たちが歌ったり踊ったりして一緒に参加できるところですね。
 他のコンサートって割と静かに聴きましょうとか、子どもは入れませんとか、そういうのが多いじゃないですか。
 そうじゃなくて、公演にきてくれている人が年代を問わず、赤ちゃんからおじいちゃん・おばあちゃんまで、演奏してる私たちと同じ時間・同じ空気をわかちあって1つのものを一緒に楽しめるのが、すごくいいなあと思っています。

何を!?ハイドンを吹いたらいいの!?

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―トランペットを演奏してきた中で、ターニングポイントになった出来事はなんですか。

 今、音楽関係とデイサービスの仕事させてもらってるんですけど、デイサービスで初めて演奏した時に、”音楽に対しての向き合い方”がガラッと変わりましたね。

 大学で音楽を勉強している時に先生から、「楽譜は絶対だ。書いてあることを再現しなさい。」「作曲者の意図をくみ取りなさい。」って教えられるんです。
 演奏中に音を1つでも間違うと、「あ。残念だったね。楽譜にそんなこと書いてないでしょ。」って言われてしまう。
 だから、“楽譜どおりに吹くことが、いい演奏なんだ”ってずっと認識していて、ジャズみたいに楽譜もなく自由に演奏しているのを好きになれなかったんです。

 そんなある日、デイサービスで「トランペット吹けるんだったら演奏してみて!」って言われて、今までずっとクラシックばかりを演奏してきたので、「おじいちゃんとおばあちゃんに、何を吹いたらいいの!?」って困惑しちゃったんですよ。
 なので、「童謡でいいよ。」って言われた時は衝撃を受けましたね(笑)。

 いざ演奏してみると、めちゃくちゃ泣いてくれてる人がいたり、「この人ほんとは言葉一切喋らんかったのに、音に合わせて歌をうたってたよ。」ってデイサービスの職員さんに言ってもらえて、「そうか!聴いている人に想いが伝わればいいのか。」っていうことを、おじいちゃんおばあちゃんに教えてもらいましたね。

 もちろん、楽譜どおり吹くっていうのも大事なのかもしれないけど、自分の想いをのせて演奏していれば、たとえ楽譜どおりでなかったとしても聴いてくれている人に伝わるんだなと気付けた瞬間でした。

体は1番身近な楽器だよ!

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―『おんがくdeあそぼ』を楽しみにされている方々に一言お願いします。

 私たちのグループは、「静かに聴くんじゃなくって、みんなに参加してもらって一緒に楽しんでもらいたい」っていう思いがあるので、感じたままに手を叩いたり、足を踏み鳴らしたり、自分の体を楽器にして、どんどんどんどん演奏に参加してもらいたいなって思ってます。

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