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ぽんぽこを越えて、ヤッホーヤッホー

春です。
長女も薄着になってきました。
薄着になった長女は困っています。
ぽんぽこができないそうです。
ぽんぽこというのは、上着のお腹部分にタオルケットを詰め込んで、狸さんのようにぽんぽこぽんぽこと起きてくることです。

そこで、長女の朝の起床のルーテインが、今日からこうなりました。
ベッドの上で、あおむけになり、タオルケットを蹴りだすように足をバタバタさせるというものです。

「ゴキブリ体操」でもないようです。
昔見たサーカスの足芸でもないようです。

そこで、私は歌ってみました。
「緑の風もさわやかに
握るハンドル、心も軽く
サイクリング、サイクリング、ヤッホーヤッホー」

長女は大喜びです。
正解のようです。
なんと自転車こぎをしていたのですね。
のりにのって、自転車こぎは続きます。
どこまで行けたかな。

しかし、タオルケットには迷惑な話です。
いくら丈夫な今治タオルだからとはいえ、ひっぱりっこ、二人お化け、ぽんぽこなどと毎日いいように扱われています。
それなのに、ああ、今日はサイクリングで蹴りだされるとは。

小坂一也
ウエスタンヒット曲集

私もよく覚えていたものです。
「青春サイクリング」の歌。
実は私,小学生のころ、小坂一也さんの大ファンだったのです。
1956年から、ワゴンマスターズでカントリーを歌い、
1957年に「青春サイクリング」
1958年からは何とロカビリー歌手となり、プレスリーの日本語版など歌っていました。
今でも歌えます。
「恋に破れた、じゃじゃーん。
若者たちが、じゃじゃーん、集まるところは、
ハートブレイクホテル。じゃじゃじゃじゃん」
監獄ロックも歌っていました。

監獄ロック

その後、「ロカビリー」は三人男にお任せして、俳優さんになってしまいました。
ゆるーい感じの俳優さんでした。

自転車こぎが終わったところで、長女がベッドのすきまをぽんぽんとしたので、そこに横になってみました。
そしたら眠ってしまったのですね。30秒ほど。
「わあ、二度寝した。」と慌てて起きた私。

そこで、以前から長女に質問されていた「二度寝ってなあに」について、答えることができました。
「一度起きたのに、また寝てしまうこと。」
どうやら、通所メンバーの天王洲君が「二度寝して園に来るのが遅くなる」というらしいので、「二度寝ってなあに?」と聞いてきたのでしょう。
母も早起きだし、二度寝ってしないし。
体験しないことは、わからないですよね。

ちなみに、ヘルメットはピンクです。


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