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木の根っこに躓いて転ばないようにね

魔の三連休です。
知的障害と躁病を併せ持つ長女の生活介護の三連休。
家族が何とかする三連休。
家族といっても、76歳の高齢の母が、ひとり頑張る三連休。

私はできるだけ、頑張らない生き方をしていきたいのに。
できるだけ、楽に楽しく暮らしたいのに。
頑張らないと生活できない三連休。

三連休中日は、羽根木公園の雑居祭りに行きました。
水泳カウンセリングの先生の奥様が、毎年、菓子工房として参加しているので、ほかろんと一緒に出掛けます。

今年は、規模がだいぶ縮小されていて、参加団体も少なくなっているのかなあ。
公園の中は、木々が生い茂っていて、地面に気の根っこがもりあがってきています。
だから、歩くときは、木の根っこに躓かないように気を付けて歩きます。
転んだら、危ないからね。高齢者は。

そんな凸凹の会場を電動車イスで行き来する人。
えいや、こらや、と車イスを押している人。
よろよろ歩く人、杖をついてゆっくりゆっくり歩く人が行きかっています。

ほかろんと一緒に、木陰のテーブルで、焼きそばを食べました。
ステージでは、ギター片手に演奏している人がいます。
「知っている人は一緒に唄ってください。」と言って、歌いだした曲は、知らない歌だったので、誰も一緒に唄いませんでした。

なんだか、のんびりと、みんなマイペースです。
会場が外だと、大声出しても、わけわからないこと言っていても、ふらふらしていても、誰も何も言わないからいいです。

ほかろんは、焼きそばを食べながら、
「えび、かに、えび、かに」と言ってます。
何のことかわかりません。

世の中、何のことかよくわからなかったり、どうしていいかわからなかったりすることが結構あります。
若いころは、なんで?と考えたりしたものですが、今はもう、そのまま
わからないことはわからない、と思います。

老障介護の母は、死ぬまで現役です。
でも、精神的には、一歩引いた立ち位置にいて、物事を見つめています。

さて、来年もまた、木の根っこだらけの羽根木公園を歩けるでしょうか。
年末の魔の八連休が、今から思いやられます。

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