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児童精神科医による論文整理 その2
論文作成の流れをまとめてみました。
臨床疑問
スタートは臨床疑問になります。日々の臨床は100人いれば100通りの見立てや治療があります。この中のちょっとした疑問。あれ? 想定していた流れと違う。何かを見落としていないか、など色々と考えます。
そのちょっとした疑問をいかに自分の中にストックさせていき、それを経験値として蓄積しLevelアップするかが良い医者になるための一つの資質だと思っています。「私失敗しません」と言えるのはドラマの中だけです。普通は言えません。
しかし、二度は失敗しないと言えるようにはなりたいです。そのために日々の臨床から多くのことを学んでいきたいです。
私の工夫
・診察室にあるオンラインPCから業務で使っているOffice365のタスクに入れておく(iCloudにもログインできるが、職場からはあまりしたくないだけです)。
・365のタスクは、MacOSとiOSのタスクに365のアカウントをexchangeで追加するとリマインダーの中に表示されるようになります。
・365のタスクをOmniforcusの取り込み用のフォルダに移しておく。
・Omniforcusで読み込み、プロジェクト別、疾患別、治療内容別などに分類しておく(Reviewは5日のデフォルト設定のままで)。
Webでの検索
つぎにWebでの検索となります。私の職場ではオンラインでかなりの雑誌を調べることができます。PubMedを使うことが多いのですが、日本語の論文も検索することもあります。いずれにしても、それらをダイレクトにMendeleyに落とし込んでおくことが大事だと思っています。ここは漏れなく、全てです。デジタルの良いところですが、膨大な紙の山になることもないでしょう。とにかく取り込んでおいてから整理することを心がけておくようにしています。
Mendeleyで整理
最後にMendeleyで整理しています。ここでもプロジェクト別、疾患別、治療内容別などに分類しておくとわかりやすいですし、その内容をOmniforcusと合わせておくと頭が混乱しないと思っています。