多様さを受け入れる心
家庭菜園から玉ねぎを収穫した。
9月ころから種まきを始め、遅い品種でやっと収穫。はや9ヶ月。
にもかかわらず、ソフトボールくらいの大きさから親指程度のものまで。その場でしゃがみこみ虫の目線で見てみたら大小様々が面白い。
種は在来種、土には何も入れないで、マルチは使わず、苗作りと草管理だけ。
土が肥えていないとか、マルチがないせいだとか品種のせいだとかのお話はお断り。
小さい玉ねぎへ問いかける。
確かに元気そうにみえなかったちいさなきみ(苗)を植えたけど、きみはこの9ヶ月間この土の上で何をやっていたのかな?なぜ変わらない大きさなんだい?となりのあのこはあんなにおおきくなっているよ。
、、最初から衰弱していたのかな。その場所が気に食わなかったのかな。なにかに邪魔されたのかな。この場を楽しめなかったのかな。
逆に、大きい玉ねぎにも、なぜきみはそんなに体が大きいんだい?と問う。
肥料をいれると(有機物資材も)、原因はそこを探す。入れる量?タイミング?それとも種類?
なにもいれなかったらその場の環境を疑う。自然の観察につながる。
こんな問いかけ、いろんな玉ねぎがそこにあるから生まれてくる。
小さい玉ねぎも丸のままスープや蒸し野菜で活かされる。
でもお店で並んでいたら、あえて小さい玉ねぎは多分選ばない。
育てたから、受け入れられる多様な玉ねぎたち。
皮が向くのが手間なら、子どもや家族で一緒にやればいい。
いろんな会話が生まれるきっかけになりました。