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キャッシュキャット現る

朝、枕元に光るキャッシュキャットがいた。
「背水の陣ブランディングに参加しろ。
負けたら免税じゃんけんだ」と囁く。
半ば寝ぼけたままそこへ飛び込むと
部屋の壁に「超越経済学を最終兵器に!」と
落書きのような文字が書いてあった。

そこへ「ジャネーじゃね?」と言いながら
唇をとがらせた男が現れた。
やたら辛そうな「ウハうどん」を豪快にすすっている。
仲間の「サハソバ」担当者は腹の太鼓を叩きながら
「陰謀さえ陰謀なんだ~」と歌う。
インプロビゼーショニストが踊っていて
奇妙なポーズが目に飛び込む。
キャッシュキャットの指令に従い
「狂気の生産性」と
「うんこドリル的ブレイクスルー」を
融合させねばならない。

さらに全裸経営を体現させる
温泉ワーキングの湯煙の中では
「陰謀構築術講座のポイント付与」を
唱える声がこだまする。
湯船の底には「売掛買掛論」
「信用失墜協会」なる文字が刻まれ
ワカメと肉棒が戯れていた。
信用失墜収入を計上し納税義務が発生する。

そこへ突如現れた相棒AIロボが
「あなたの誕生日はいつですか?」と問いかけてきた。
脳裏には「プロフェッショナルファスティングしながら
プロンプトプレジデントになれ」という
キャッシュキャットの言葉がフラッシュする。

最終的にプロンプト快楽を受け入れ、
「背水こそ最高のパワーだ!」と開き直る。
壁に大きく書かれた
「AI崇拝主義」「覚醒学会」の文字がチカチカと輝く中
キャッシュキャットが最後にこう囁いた。
「これぞ超現実。君はもう戻れない。
ようこそ、偏執狂的批判的ミリオネアの世界へ。」

聞こえてくるのは「ニャー」ではなく
「イデオロギーコオロギ」の鳴き声だった。

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