PR業界全体の新卒採用のこと
日本で60人前後。先日新卒採用会社の方に教えて頂いたPR会社に入れる学生の数。最近まで150席あったのにまさかの狭き門。最大手が最大100人だった時代は業界全体で150人はいましたが今はかなり絞られてしまいました。数万人の学生さんに対して100人以下。メディアコンタクトをしない、インフルエンサーマーケの会社はPRに入れていません。またお金をとり社長紹介をする会社はPRではなく広告会社ですね。10人以上採用する会社はなんと4社程度、あとは数人レベルの枠と伺いました。
PRと広告は基本的な報酬の仕組みが違うんです。PRはコンサルに近い時間給。クライアントとのフィー契約。広告はTVスポットを売ったら媒体が決めた媒体料の2割とか決められた手数料を貰います。やった分成果報酬。フィーとコミッションは全く違うんです。
それを知らないで会社説明会にきてもポカンとしちゃうます。なんとなく広告業界希望くらいだと、総合代理店と人材広告の違いがわからないんです。人材広告は人材業界のキャリアになります。
PR会社への発注先は3つあります。一つ目は広報部からの仕事。広報は会社の下支えをする大切な部署。将来広報マンを目指すならこちらの強い代理店を。危機管理広報もこちら、自治体からの仕事はマーケティングではなく広報です。二つ目はうちの会社のようにマーケティングやブランド担当をサポートする会社。ミッションは掲載だけでなく売上をコミット。三つ目は広告代理店の外注としてイベントPRをする会社もあります。数ヶ月単位のスポットで主に記者発表後やキャンペーンPRなどを担当します。メディア誘致メインの仕事。
当社の新卒は、将来PR会社に入りたいからと学生時代からテレビ局でアルバイトしていたりします。来春の新卒で内定した方も今も健康番組のADで頑張っています。自分のなりたい姿、やりたい仕事に出会えると良いですね。
自分しかできない仕事。自分である程度裁量を持てる仕事、自分の行動が他者の売り上げを上げる仕事をしたい方、毎日違う仕事をしたい方にとりマーケティングPRは最高の仕事。但し毎日同じことをしたい、言われることだけをやりたい方にとり苦痛かもです。
PRの可能性は無限大。これから会社説明会が始まりますねー。素敵な出会いになりますように。会社は知名度よりは相性を重視してくださいね。
PRでモノは売れるを実証したいんです。空気作り、認知やいいね、ましてやお祭り的PRイベントだけではモノは売れていきませんから。