出ない杭は一生出ない
日本人は出る杭が嫌いです。リモートワークで誰とも何も話さないでいると一生出ない杭=いてもいなくてもいい人になってしまうので、実は今こそ出る杭=なんでも言える人に変われるといいですよね。聞き上手とはずっと聞いている人ではなくて、他の人が話しやすくなるように会話できる人のことなのです。性格は変わらないけれど話し方やアイデアの量はいくらでも変えられます。
ある一定の規模の組織の場合、出る杭のことを陰で悪口を言う人は多いです。最悪なのは、「出る杭」を恐れて全く「出ない杭」ばかりを採用しようとする組織。少し個性的なヒトが出てきたら「あいつは変わっている」と上から決めつけてしまう人。出る杭とは意見をまっすぐはっきりという人で、意見を言うことは会社想い、クライアント想い、仲間想いから来ています。
「出る杭」になれる人は、自ら意見を言うことで、周りの反応を見てそれでよくなることを望んでいます。だから出る杭はたくさんいたほうがいいしそのほうがいい解決になります。まずオンライン会議で頷くだけでなく全員がそれぞれ意見を言うのが当たり前になれるといいと思います。
どんな仕事場でも「出ない杭」となり、ニコニコと周りと調子を合わせて乗り切れるのは大概2年くらい。2年経って後輩や同期に明らかに抜かれることに気がついたら転職を考えるか、そこがラクチンと決めこんで上に対してやたらと「忙しい」被害を訴えるようになります。忙しい被害をそのまま聞く上司であれば上も下もそこまでの力量かもしれません。
「出ない杭=何も意見やアイデアが言えない」のは考えていないから。知識がないから、感じていないから。危機感がないからです。今日のような土砂降りの雨を窓の外の風景とみるか、前日との気温差が5℃以上あると不調が出やすいかつ雨だとメンタルが沈みやすいから今日の企画会議は少しだけ雑談を入れながらリラックスしてやろうと考えるかは自分次第。季節や天候と付き合い方もいろんな感じ方があるはずです。
仕事でもプライベートでももモテる人とモテない人の差は会話力だと思います。出世する人としない人も同様です。雨を雨としか感じない人とは会話も続かないし一緒にいてもいいイメージが沸かないし成功する気がしません。成功する人は若い時から出る杭です。
出る杭になるにはまず話すこと。話しながら脱線してもいいし、意見がぶつかってもいいし、トンチンカンでもいい。会話すること意見を言うことは正義なのです。一方で出ない杭にはまったく成功のイメージがないです。ずっと黙って一人で考えていても誰も理解しません。仕事とは人生とは誰かと分かち合う作業。分かち合うためには意見とたくさんのコトバが必要です。
うまくコトバが口から出てこないならば指から出すこともできます。まずnoteやブログを書いてみることです。書いたものは下手でもいいですが、カッコつけていないことが大切。想いとは違うことが書いてあればそれは多分上手く書こうとしていると思います。働くために生きていくためにコトバがとても大切。コトバにアイデアや気持ちが宿ります。息をするようにアイデアが出てくるまでトレーニングしてみてください。