ウイズコロナで「家」と「不動産」が変わる

「家」の役割が格段変わりました。今は家がオフィスであり、本を読んでのんびりするリゾートでもあり、時にはトレーニングジムやヨガスタジオになり、オンライン飲みしたら居酒屋やバーにもなり、歌ったらカラオケボックスにもなるのです。同じ家賃だけど、家にいる時間が長いので家賃は変わらないのにお得感がかなり増しました。

数年前までは年末年始休暇、やゴールデンウイーク、夏休みはどこに行こうかと考えていました。1週間の休みだと移動と予備日を入れると正味4日。時差のあるハワイが段々ときつくなり、セブ島になり、沖縄になり、伊豆か箱根になり、都内のホテル1泊になりました。それが数年前から自宅の近くの公園でも過ごし方によってはリゾート気分が味わえることに気がついて休みでもほぼ家にいるようになりました。外食ゼロを除けば今年も、いつもの長期休暇と同じです。

若いときは家賃の1万の高い安いが気になるのはわかります。ですが、家が楽しいと出かけなくなり、かつ人を読んで家飲みパーティもできるし、職場と家が近いと時間も節約になります。シックリくるかどうかを数千円の家賃の差よりも重要視したほうがいいと思います。シックリこない部屋は不思議とすぐに引っ越すことになり結局高くついてしまいます。

もしこれから探す場合は「ここにいると落ち着く」という相性のいい家をみつけてほしいと思います。そして場には「気」というものがあるので、「なんとなくこの街は元気になれるなあ」という街を選んでください。風通しがよく日当たりがいい場所は総じて「気」がよいそう。また大きな幹線道路に面していると騒音がうるさくて、かつ空気も悪くて、窓もカーテンも開けなくて部屋の空気がドンヨリとしてしまうものです。

そして賃貸か持ち家で言うと私は圧倒的に賃貸派です。理由は下記です

①この国には天災が多い

②職場に近いところに引っ越しやすい

③家族も自分も歳をとる。環境が変わったときに動きやすい

④古くなったら新しい家にすぐ引っ越せる

⑤近隣にやっかいな人がいたら引っ越しやすい

⑥何か家の備品で不都合があったら大家さんが修理してくれる

⑦管理組合とか面倒な役割がいらない

⑧集合住宅はゴミを捨ててくれることが多い

何が起こるかわからない世の中。借金はできればないほうがいいです。家が欲しい人は必ず「賃貸の家賃よりもローンのほうが安い」とか「買っても貸せばいいや」と思いがち。一旦買うと住み替えたいと思ってもなかなか売れないこともあります。先般の台風などで持ち家で、浸水したらクリーニングで数百万もかかった方もいました。賃貸なら大家さんが全部元通りにしてくれます。

リモートワークが進めば、都心にいる必要がなくなると思います。首都圏にローンを組んで買った物件が、価値が下がってあわてて売っても手元に借金だけが残るなんてことにならないようにしたいもの。バブルもリーマンのときはこんな人がたくさんてました。それはその後の教訓にもなっています。

ウイズコロナからアフターコロナ。自宅が「寝る場所」から「働く場所」になりました。自分の居場所がそれぞれ幸せでありますように。落ち着いたら部屋のことを考えてみてください。




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