今の時代。1人の時間の過ごし方
食べて寝て働くことが生きること。それだけが人生なのにある日突然命の危険に晒されてしまう。こんな事が、この地球上で起きています。
小学生のときに広島県寄りの山口県の瀬戸内海側の港町に父の転勤で暮らしていた時に同級生に被爆二世の子がいて白血病という病気を初めて知りました。ほとんど病院に入院していてあまり会うことのなかった同級生が亡くなったという報せを聞き驚きました。それが私の戦争体験でした。
カメラに向かってウクライナの81歳のお年寄りが「国のためではなく孫のために闘う。銃を持つ」と粛々と力強く話していました。私は子どもはいませんが、未来のこの国の子どもために立ち上がるかもしれないと思いました。ですが、敵にも家族がいます。お母さんがいます。その方に何もできないかもしれないと思いました。国を守りたくても足でまといになりそうです。
爆撃を避けていつ自宅に帰れるかわからない地下室で暮らす子どもたちが風船で無邪気に遊んでいました。自然と涙が出ました。ポーランドの方は必死に炊き出しをしています。頭が下がります。そこをサポートしたいです。ロシアの反戦デモをしているおばあさんが若い方の前に立ち、腕を組んで決死の覚悟で警察官の列に立ち向かっていました。彼女たちの気迫が悲しかった。スポーツ選手が相当な覚悟を持って世界にメッセージを出しています。試合にいつ出られるのかをわからないのに。世界が固唾を飲んでいます。この2年。コロナでたくさんの方が亡くなっているのに悲劇がまだ続きます。
当たり前の日常。食べて寝て働くことが普通じゃないと気がついてしまったとき。自分の幸せが永遠でないと気が付いたときに自分に何ができるのかと呆然とします。若いと不安になりますよね。幸せは普通の当たり前の日々のなかにあります。幸せとはため息をついているうちに見過ごしてしまうこともあります。
生きている間に何ができるのか、答が出ないなら今は目の前のことをやって仕事を頑張りながら粛々と過ごしたいと思います。そして状況を冷静に見つめたいと思います。なのであまり悲しいニュースに晒され過ぎずにいてください。気軽にレストランやカフェにご飯を食べに出かけてください。リモートをしなくてよい方はなるべく会社に行き同僚と話してください。
時間をみつけて散歩に出てください。誰もいない場所でマスクを外して深呼吸してください。桜や梅を見上げてください。ジムに出かけてください。家に1人でいないでくださいね。
自宅で寝て、家族で食卓を囲み、近所の年寄りが集まり談笑し、お父さんが会社に行き、お母さんが市場に買い物に出かけ、子どもが保育園や学校に当たり前に行ける毎日に戻れますように。週末に公園に行き家族や友人とのんびりとする時間が実は一番幸せなこと。高級別荘に行ったり、ブランド物を買ったり、高いワインを飲んだり、高い車を乗り回すことじゃなく普通のありふれた日々が一番素敵。誰もにそんな日が戻ってきますように。
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