鬱になるべくしてなる社風とは
昔みたいに残業200時間という会社は減りました。人生と仕事の両立は良いことだし、そうあるべきと感じます。1週間に働く40時間の持ち時間は平等なのに、なぜそこに異様なストレスがかかる会社とそうでない会社があるのかを分析します
ストレスの正体は理不尽なヒトの扱いにあります。私が過去最も重苦しいと感じる会社がありました。スタッフの1~2割は常に鬱で休職。若い方もベテランも自分じゃ気づかないほどに余裕がなく、仮面をかぶっているようで話していてホンネは全く見えてきません。何より連帯感がゼロです。
嫌味っぽいエリート臭を漂わせかつ外注へのマウントが激しい。そして場にそぐわない奇抜なファッションの方が多いのも特徴。その会社は若くして独立される方が多いのですが外見はとても個性的に見えるのに実は中身がないので続かないという残念なことがおこりがちです。
数年前にその会社に少しだけ関わって後悔しました。クライアントから大クレームが来て、仕事をとめたうちを相当額で訴えるぞと会ったこともない女性が怒鳴りこんできたのです。しかもうちのせいで自分と自社の信頼が無くなったので損害賠償も考えると。弁護士と相談して事実関係を確認しました。当然ですが、当社に発注もされていない案件のことで怒ってきたのがわかりました。
普段から余裕がないとトラブルがあると「それ自分のせいじゃないもん」的な頑なかつキレた態度になる方が多いそう。たかが仕事。言った言わないで怒鳴り合うとか、訴えるなんてコトバがでるなんてまるで恫喝。その方がどんだけ会社に守られていないのかがわかります。怖かったんだと思います。
感謝の無い職場。愛のない職場。理不尽な人事。好き嫌い昇進。学閥優遇などが横行する職場に居続けると表情もそのようになっていきます。誰かの役にたって幸せになりたいです。
一度きりの人生、どうせ仕事をするならば、メンタル不調になりにくい場所で働きたいですよね。過剰にエリート感を出す人の裏には悲しさがあるのです。本当のエリートは皆さんおおらかですから。エリートと働いてくださいね。愛と感謝がない場所にいるとイライラしています。