そういえば「お金の神様」のお稲荷さんは出自不明の女神様?
「お金の神様」のお稲荷さんは出自不明の女神様?
通称お稲荷さんのウカノミタマは、日本神話に登場する女神。
かわいいキツネさんしか思いつかない?まぁ、それもアリ!
『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
名前の「宇迦」は穀物・食物の意味で、穀物の神。
また
「宇迦」は「ウケ」(食物)の古形で、特に稲霊を表し、「御」は「神秘・神聖」、「魂」は「霊」で、「稲に宿る神秘な霊」と考えられる。
古事記にも日本書紀にも、性別が明確にわかるような記述はないけれど、
古くから女神とされてきた。
『古事記』では、須佐之男命と神大市比売(かむおおいちびめのみこと)との間に生まれた子で、兄に大年神がいる。
『日本書紀』では、伊弉諾尊と伊弉冉尊の間の子とし、食物の神を生もうという明確な意思によって誕生する。
『諏訪氏系図』では、建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)との子である八杵命(やきねのみこと)の子
孫ってことね?
このあたりで、神々の系譜が縦横無尽にクロスしていて、宇迦之御魂神は
どの神様の子かわからなくなっちゃう。
けれども
神様って「名前」変えるし、どこにでも出現できるから、両親が不明でも何ら不都合はないの!
お名前と、その「御利益」=使命さえ、私たちにわかっていれば、お詣りできるから!
古代は物々交換だったから衣食住の神様だったけど、今は貨幣経済になったから「お金の神様」。
神様だって時代に合わせて使命もスライドしていく
…スバラシイ!
伏見稲荷大社の主祭神であり、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されている。
ただし、
稲荷主神としてウカノミタマの名前が、文献に登場するのは室町時代以降のことである。
伊勢神宮ではそれより早くから、御倉神(みくらのかみ)として祀られた。
ウカノミタマ。「お稲荷さん」として知られていますね。
ウカノミタマは衣食住の助けるために、私たちにに現実的な対応力を
つけるよう応援してくれる神様。
ご利益は衣食住の応援です。
稲から収穫する米は豊かさの象徴で、稲の神・食べ物の神として、広く信仰されたのですが、時代の変化とともに、
食べるものに困らない
+
着るモノにも困らない
+
住むところにも困らない
ということから「お金の神」へと変化したようです。
代表的な神社は、伏見稲荷大社。
全国に三万社以上あるお稲荷さんの総本宮で、お社の数だけなら、日本一です。
お参りの後のスイーツ、八島ヶ池ほとりの休憩所「啼鳥菴」にある「稲荷茶寮」がオススメらしいです!
こちらは老舗茶舗「椿堂茶舗」が運営するカフェで、ドリンクや「お稲荷さん」をモチーフにしたパフェ、ぜんざいなどがいただけるらしい。
一度スイーツにも行ってみたいです!