『秀吉の播磨攻めと城郭』を刊行します
皆さまこんにちは、戎光祥出版の丸山です。
記事タイトルにあるように、金松誠著『秀吉の播磨攻めと城郭』(図説日本の城郭シリーズ16)を2021年4月下旬に刊行することになりました。
本書の概要は下記の通りです。
著者:金松誠(かねまつ・まこと)
体裁:A5判・並製・カバー装
ページ数:252ページ(うちカラー口絵8ページ)
ISBN:978-4-86403-385-5
予価:2,600円+税
【目次】
第Ⅰ部 文献史料から見た秀吉の播磨攻め
第一章 織田信長の上洛と播磨の雄・別所氏
第二章 播磨攻めの経過と三木合戦
第Ⅱ部 遺跡から見た秀吉の播磨攻め
第一章 三木城と付城群
三木城/平井山ノ上付城/平井村中村間ノ山付城/慈眼寺山城/久留美村大家谷上付城/跡部村山ノ下付城/加佐山城/平田村山ノ上付城/這田村法界寺山ノ上付城/高木大塚城/高木大山付城/シクノ谷峯構付城/明石道峯構付城/小林八幡神社付城/羽場山上付城/八幡谷ノ上明石道付城A・B・C/三谷ノ上付城跡/二位谷奥付城A/二位谷奥付城B/二位谷奥付城C/君ヶ峰城/和田村四合谷村ノ口付城
第二章 播磨攻めに関連する城館
宿原城/衣笠城/三津田城/石野氏館/毘沙門城/奥谷城/市野瀬城/有安城/淡河城/天正寺城/淡河西付城/野村城/神吉城/志方城/御着城/置塩城/上月城
視点 三木合戦で築かれた多重土塁
多重土塁の特徴/多重土塁の全容
著者の金松誠先生は、すでに弊社から『松永久秀』『筒井順慶』(いずれもシリーズ・実像に迫る)を刊行されています。
本書では、羽柴(豊臣秀吉)の天下取りの足がかりとなった播磨攻め(とりわけ三木合戦)に焦点を当て、実際の播磨攻めはどのようなものだったのか?そのとき利用・築城された城郭はどのような特徴を備えていたのか?などを、縄張り図・絵図・遺構写真といった豊富な図版とともに解説しています。
「三木の干し殺し」と呼ばれる兵粮攻めや、付城群&多重土塁の構築をはじめ、文献史学・縄張り・考古学の成果を総合し、新たな見解を提示した本書、刊行まで楽しみにお待ちください。