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わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫) 著 顎木あくみ

【あれほどの辛酸を味わってきた君だからこそ、誰よりも幸せになる資格がある】


時は明治大正時代。名家の長女にも関わらず、継母達に虐げられる美世は、冷酷な軍人·清霞の元に嫁ぐ事で、幸福の形を探し求める物語。



心が静かに摩耗していくような日々を過ごしてきた美世。
己に降りかかる理不尽を誰のせいにする事も出来ず、その小さな身体で一身に受け止めて。
そんな彼女を救済するかのように現れた清霞とすれ違いを繰り返し、少しずつ近づく距離。
己の愛情を捧げる程に幸福への道筋は見えてくる。
辛い道程の中で、ようやく共に歩いてくれるパートナーを見つけた。
あらゆる苦難は次々とのしかかってくるが、自分を理解してくれる清霞となら乗り越えられる。


散々と苦労してきた彼女だからこそ掴み取れるのだ。



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