スピーカー衝動買い。(オーディオのお話)
友人S氏のお店に行ってみたら、心地の良い音が聴こえてきました。
嗚呼、懐かしや。アナタはJBL Control 1 Plusさんではありませんか!小さいアナタがこんなに美音を発するなんて、すっかり忘れていたよ。。
*一聴惚れ。というか今さら惚れ。
ワタシのブログに度々登場する『友人S氏』は、東京都千代田区にある老舗オーディオ専門店の店長。もう30年近いお付き合いです。いまでもたまーに『最近、どぅ?』なんて世間話をすべく立ち寄り、その度にワタシは何かしら購入してしまう。で、またやってしまいました。
シリーズの初代モデル、CONTROL 1が発売されたのは1986年。何度かのモデルチェンジを経て、なんと今でもCONTROL 1 Proという型番にて現行新品が購入できるという。とてつもないロングランなモデルです。
この度ワタシが入手したContorol 1 Plusは、当時¥54,000(税抜・ペア)で販売されていました。ワタシがこのメーカーに入社したのが1996年。入社してから数年間は、新品がマーケットで販売されていたような記憶。そうだよね、Plusの後継機種がControl 1 Xってヤツで、それが1998年発売だったからPlusの新品にワタシは触れているな、間違いなく。
今さら出会ってしまったPlusさんは『あのー、私を連れて帰って頂けませんでしょか?』と、美声で語りかけてきました。お、おぅょ・・任しとけ。
こんなこと言っちゃイカンのですが、新品が販売されていた当時のワタシは、このモデルに対して特別な思いを持っていませんでした。だからこのコのことをあんまり覚えていません。いやー、そりゃとんでもなく売れたスピーカーですよ。でもよく覚えてないの。
っていうか、実はキチンと聴いていなかったのかもしれない。だって黙っていてもドンドン売れるんだもん。エントリー機だし、時間を割いて試聴なんてしなかったんだなきっと。
*コレ、買いですよ!
S氏の店でワタシがこの子をイクラで購入したか、とても書けません安すぎて。いま中古品で流通している個体は恐らくペアで¥10,000を切っています。
そしてもう大反省。
こんなにちゃんとした普通な音を出すコだったんだねアナタは。もしマーケットで見つけたなら、このモデルはマジで買いです!音はもちろんヨロシイのですが、なによりこの白いコーン紙なウーファーのエッジ素材はゴムです。JBL持病のウレタンエッジ破れが発生しません。
*で、気になるから一応チェック。
『古いJBLスピーカーの極性は逆相』。はい、一般的に言われている件です。
実際に4301Bは逆相でしたし。
なのでControl 1 Plusも一応極性のチェックをしました。
安心してください、正相でした。
*そしてどんな使徒かといいますと。
こうなりました。
事務所のデスクトップに着地。いやはや十分に高解像度な音。小音量でも聴き慣れたJBLサウンドです。
ウチのデスクトップスピーカーは何度か入れ替わっています。以前はこうでした。P3ESRがデスクトップって、ちょっと勿体ない使い方でしたね。
現在P3ESRさんは、メインスピーカーのひとつとして4301Bとタマに入れ替わって頑張っています。ヨーロッパな音楽にはやっぱりハマり役。あ、イギリスのスピーカーですからね、オジーさまとかベック先生もバッチリ鳴らします。なんせBBCモニターって出自ですから、Harbethってメーカーは。
しかしウチは大音量不可なマンション事務所なので、4301BやP3ESRが活躍できる時間ってあんまり確保できないのです。夜は遠慮していますし。なので現実的にはSTAXのイヤースピーカーで音楽を聴いていることが多いのですが、これからは案外Control 1 Plusの出番が増えるかも。
*シアワセってなんだっけ?(今週のまとめ的な)
ま、要するにですね、こんなに安くても生活ハッピー度をアップしてくれるアイテムはあるってことですわ。
こういう中古品を紹介してもワタシは全く商売にならないのですが、そんなことはもうどうでもよくて。こんなご時世だからイロイロと楽しんでボカーンといこうぜ!ということであります。
どうせいつかは死んじゃうんだもん。オカネはあの世に持っていけないし、貯めてからモノを買おうなんて言ってたら自分が年老いてしまうし。
借金も財産って名言だわ!
Control 1 Plusは現金決済でしたけどね。
という自己弁護で終わる今回の号でした。
シツコイようですが、JBLのControl 1 Plus、見つけたら買いですよ!
ではまた来週に。
2023.7.12