アナログカートリッジが物凄かった件。(オーディオのお話)
6月になったらいくつかの新しい仕事が始まりますって、ちょっと前に書きました。その、いくつかの中において『最大な事案』がアイレックス株式会社との協働仕事です。同社と業務委託契約を交わしました。
*アイレックス(eilex)さんって。
オーディオがお好きな方ならご存知でしょう。かなり高級な音楽再生機器を日本に輸入している会社です。
しかしこの会社には別の一面もあって、ワタシが行う音源リマスター作業で用いる特殊技術を開発保持しています。その高度な音響補正技術はさらにアレンジされて、国内大手の家電メーカーが製造販売するテレビに採用されていたり。要するに技術ライセンスの提供仕事もやってる。
特殊技術のライセンシーとして、ワタシの会社、BEAT&VOICEは2016年からアイレックス株式会社と手を組んでいました。そしてこの度『ハイエンドオーディオの販売業務』でも一緒に仕事させていただくことになりまして。この会社が取扱う製品の卸販売を手伝うということです。具体的に申せば、数件の販売店さんを担当させていただき、日々営業活動に勤しむということ。
こういう超高額品の販売活動は久しぶりです。ワクワクしています。
*まずは自分で試してみなきゃね。
気づいたら、アイレックスさんはとても沢山なブランドの輸入元になっていました。こりゃ製品について学ぶのが大変だぞとビビりつつ、まずはもっともマイペースにシッカリと内容を吟味できるアナログカートリッジのデモ機を借りてきました。
AIDASカートリッジには4つのグレードがラインナップされていますが、コレは最も高額なAUというモデル。
『カートリッジのカバーが無いからねー』って、同社営業部長のMさんに軽ーく言われたけど、えー、そんなの怖いじゃんね。
ヘッドシェルと合体させて、早速試聴に挑む。
凄い音でした。
特徴が強くて個性的な工業製品より、何時いかなる時も安心安定して身近に置いて愛でることができるオーディオ機器を好むワタシですが。
こりゃ凄いわ。
とっても普通な音なのに猛烈に多い情報量。痛くも痒くもなくスムーズな高域は、どこまでも伸びていく感じ。音階が明瞭なのに豊かな低域も立派!
ジョン・メイヤーさんもエディさんもオジーさんも、ロバータ・フラックさんも中島みゆきさんも、ヒラリー・ハーンさんも全部普通にして上質。
だけどいままで体感してきた色々なカートリッジとは、なんとなく音の質感が違うように感じるんだな。コイルに金線を使っているからなのかな?パリパリしていないくてシットリ。軽くなくて鈍重でもない。立体感というか立像感が高くて陰影も濃ゆい。まるで金色仏像みたいな。
決してお安くないけど、現在のカートリッジ市場の相場感からしてみると、CP値は優良だと思う。
凄いの聴いちゃったな。。
*またお知らせします。
アイレックス社、他にも多様な製品を扱っていますから。自分の勉強も兼ねてイロイロ触ってみます。都度コチラで試聴記を書きますね。
アイレックス株式会社と手を組みました!と、やっと公表できた。
頑張っていきますよー!
ではまた。
2024.6.19