2023残暑弾丸阿波徳島の旅~移動三昧~
大阪から徳島へ、シュッと行ってパッと帰ってきた。
かなりの弾丸で電光石火で立ち止まったら死ぬマグロ魚雷の如く移動の旅であった。しかし目的はほぼ達成できたので満足している。
それではムチャムチャな備忘録をどうぞ。
前日深夜:南海和歌山市駅ネットカフェ泊
のっけから「ちょ、待てよ」感が凄い。
大阪から徳島へ行くには和歌山経由のフェリーか兵庫淡路島経由のバスかの二択だが、時間も旅費もあまり大差ない。今回は色々あって前者フェリー旅を選択したのだが、早朝すぎてバスも電車もなかったためネカフェ泊するしかなかった。前泊も考えたが三連休の為ホテルが割高で致し方なし。
言うまでもなく寝不足&体バキバキ。
午前4時:和歌山港へ徒歩
まだ暗い道路に24時間営業の釣具店が心強い。約40分ほどで到着。
午前5時半出港なのでちょっと早すぎた感。
三連休もあってか、思ったより乗客が多い。車での乗船がほとんど。
予めネットでチケットを買っていたのだが、乗船直前に航路を反対(徳島→和歌山)に買っていたことが発覚。馬鹿かと。サザエさんもびっくりダヨ。
すわ買い直しかと思ったが、温情でそのまま乗せていただく。保安上よろしくないと思うが、感謝するにとどめておきます。ありがてぇありがてぇ。
船には椅子席とじゅうたん席があり、前日せめて仮眠すれば良かったのに欲望に負けて漫画を読みふけった無計画な人はじゅうたん席に横になるなり爆睡。いびきかいてなきゃ良いけど。
午前7時半:徳島港着
無事到着。既に日差しがやばい。
目的地まで歩くつもりだったがちょうどバスが来ていたので滑り込み、近くまで運んでもらえた。
港が近いからか、徳島の街はなんだか平たいというか広いというか。背の高い建物も多くないため、空も広々としている気がする。空の青さが寝不足に刺さった。
バスから降りてしばし周辺を散策。
旧徳島藩の城跡もある徳島中央公園は広く、史跡も多い。体力にも時間にもあまり余裕がなく、足早にしか回れなかったのが惜しい。
午前9時:酒蔵 勢玉へ!
ここが真の目的地。日本一生産量の少ない、わずか二石の酒蔵である。
以前テレビで見て気になっていたのだが、インスタグラムで本日限定販売があると聞きつけ、9時からの整理券配布に間に合うよう、斯様なアホスケジュールでやって来たわけだ。
早くも数人並んでいたが、無事整理券をゲットだぜ!
〜11時すぎ:眉山観光
整理券はもらったが、店が開店して購入できるのは11時以降。それまでの時間を眉山周辺で潰すことにした。
眉山は標高約290m。けぶっていたが、眺めは良かった。
流石に麓から山頂まではロープウェイに乗ったが、バスの経路や時間が良く分からず酒蔵までの往復は徒歩。街中の平坦な道のりだが、暑さと強風のダブルパンチでなかなかの苦行であった。おまけに土産に買った半田そうめん二箱も結構な重さ。グゥ……。
正午:酒蔵でお蕎麦
再び訪れた酒蔵、勢玉で念願のお酒を購入!!
純米大吟醸と吟醸、各30本ずつしか販売していない。
酒粕も購入した。
当初は手で持って帰るつもりだったが、持ち運びの時間も考慮し郵送にしていただいた。手元に届くのは近日中。楽しみである!!
手続き後、併設の蕎麦屋で昼食にした。朝からロクに食べておらず、お腹がペコペコのペコちゃん状態。お蕎麦とても美味しかったです。
蕎麦屋の建物自体が国の登録有形文化財で、非常に趣深い。
午後1時:徳島港
蕎麦を食べ終えたところでライフはゼロよ状態。
とりあえず主要な目的は無事果たせたという安心感もあって、更に歩き回る気力が湧かなかった。その次の日も予定が入っているしな、と早々に帰路につくことに。
酒蔵の方にフェリー乗り場までのバスを教えてもらい、これまた運良く待ち時間なしに和歌山行のフェリーに乗ることが出来た。
二時間の爆睡ののち、和歌山。
和歌山港駅から和歌山市駅へ。
めでたい電車、というラッピング電車が走っていた。
帰宅してからは記憶が定かでない。
風呂には辛うじて入ったようだが、色々すっぽかして部屋の電気をつけたまま寝落ち、夜中の1時に目が覚め「……11時の約束は!?」と一瞬恐慌状態に陥った。
十分に楽しんだし目的も無事果たせたが、心臓に悪い弾丸旅行である。
毎回思うが次はもう少し、ゆとりのある旅がしたい。
これにて閉幕!
<追記>
今回のお酒、人気が出て遠方からの買付が増えた為、地元民が手に入れにくくなったらしい。次回からはインスタでの販売予告がなくなり、シークレット販売になるとか……。