大手企業の内定を辞退し、地元の町工場の女になることを決意した話
昨日の内定の通知を受け、1年近くを費やした長かった就職活動を終えました。
就職活動の振り返り
6月からインターンに参加したり、11月以降は選考にも参加したりと、何かと忙しくしていたこの長い期間でしたが、振り返るとインターンに参加した会社は30社、選考に参加した会社は12社、面接された回数は23回、内定した会社は5社でした。
こんなにやったぞ、すごいだろ!ということではなく、めちゃくちゃ遠回りしてしまって、自分の思いをないがしろにしちゃった結果を表しているのがこの数字だと思います。
大手メーカーを目指した就職活動
最初に目指していたのは、家族というところに対して何かを与えたいという思いと、一般的にはこういう就職活動をするんだろうな~という思いで全国転勤のあるハウスメーカーや住宅設備メーカーを目指していました。それはもうたくさん企業研究をして!OB訪問なんかもしちゃったりして!
面接やOB訪問を重ねるうちに、会社の人に対してよくしてもらったしな―、この会社に入ろうかなーという思いが募るのとともに、なんとなく会社とか生活のために売り上げを上げて昇格のためとか利益のためとかで頑張っちゃって摩耗していっちゃいそうな気がする!彼氏と離れたくない!私が与えたい相手って世間のお母さんじゃなくて自分のお母さんじゃね?だったら近くにいたほうがよくね?そんな思いも大きくなっていきました。
でも、時間は止まってくれないし、次の面接の予定はあるし、あれよあれよとしている間に内定をもらうことになって、決意をしなくちゃいけなくなるわけです。思い出すと、某給湯器メーカーの内定をもらったときが一番心が沈んでいて、旅行帰りの彼氏を前にして号泣したり、長屋で泣いたり結構周りの人をびっくりさせたと思います。
地元就職を決める
まあ、タイトルの通り私は何社か頂いた内定をすべて断って地元のまちこうばに自分の職場を選ぶわけですが、最初からこの道を選ぼうと思っていたわけじゃないことは伝わりましたでしょうか。
学生団体(正式には合同会社のインターン生みたいな感じ)での活動で八尾に関わらせていただいたことはもちろんそうだし、魅力的な会社と出会ったこともそうなんだけど、会話の中でぼそっと「八尾で働きたいな~」と何気なく口に発してしまったことが本気で八尾で就職しようと思ったきっかけです。
私は就活をする中で、予定をいっぱい詰めて、紹介用の自己を作って、本質的な自己分析を後回しにしていました。だからこそ、なんとなく発した会話での一言が自分にとってもびっくりして、ああそうか、私は思ったよりもこのまちを気に入ってるのか…となったわけです。会話って重要…
そこから、ちゃんと自分のための自己分析をして(遅い)、今まで会社の名前とか年収とか外側を気にしていたところを、自分がどうありたいか・誰に届けたいか・どういう生活をおくりたいか・どんな人と一緒に居たいか・自分を愛せるか・自分の未来のビジョンにつながるか…などなど本来であれば一番に優先しなきゃいけないところをやっと落ち着いて考えていくようになりました。
そして、八尾でも何社か受けて、思い入れも強く持ったのに落ちた会社もあるけど、自分視点の自己分析の後はちゃんと自分の思いに沿って選んだ感覚があったから、今はこの選択を正しいものにするためにご縁があった会社で頑張っていこうというわくわくでいっぱいです。
就活レポで言いたいこと
長々と書いて、何が言いたいのかってことなんですけど、私は周り道した結果ここにこれたことを間違いではないと思っているけど、もっとうまくできた、たくさんの人に心配かけすぎた…とも思っているわけです。
そこで、これから就職活動をする私の可愛い後輩たちに、自分の気持ちに嘘をつかないで、時には考えるだけの日を作って焦らずにすすめてね…ということ
そして、あっちこっちいったなかで、私の話を聞いてくれたり、仕事は自己実現の手段であることを教えてくれたり、ただ傍にいてくれた人たちに、まじでありがとう…ということ
この二つを伝えたくて、就活レポをかきました。長くなったけど、読んでくれてありがとうございます。
そして、まじでマッチした写真がないのでねこの写真でも載せておきます