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大きい音とうるさい音は違う

こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生と音楽を楽しんでいきましょう♫

今回のテーマは音について。声でも同じ。

「大きい声で歌う」

「うるさい声で歌う」

は同じことではありません。

これを勘違いすることが多いと思うのです。

音楽家としての私についてはこちらをご覧ください↓

教育現場でも差が出る

幼稚園や保育園では教育方針によってかなりの差が出ます。

大きな声で歌いましょうと言って綺麗な大きな声で歌う児童に対して

ただ怒鳴るように濁声を出しているだけの児童がいます。

実はこれは園によって全く違います。

綺麗に歌う園の先生に聞いてみると、やはり自覚を持って音楽教育をされています。

中にはちゃんと歌の専門家を呼んで教えているところもありました。

この違いはとても大きく、その後の音楽性にも関わってきます。


大きい音を出す=うるさい音にならないために

何が美しい音なのかを自分に落とし込むことが大事です。

出す音、出す声の美しさは生まれつきだけではなく、教育によって生み出されてきます。

例えば声は人それぞれの色があります。これはなかなか変えられません。

しかし、その声をうるさく出すのか綺麗に出すのかは本人の意識次第です。

楽器を演奏するときにも「良い音」と言われるものをとにかく聴き込むことが大事です。その良い音に耳が慣れてくれば自分の音の汚さも実感できるようになってきます。

わたしもトランペットやファゴットを始めたときにまずはCDで名演奏家の音を聴きまくりました。

トランペットならアンドレ、ファゴットならトゥーネマン、ほんとなら単純に良いとされてる演奏家の中から自分が良いと思う音を聞きまくるのです。


歳を取ってからでも改善できる

ファゴットの生徒さんで私よりも年上の方を教えていても音は変わります。

ファゴットの音も千差万別。私のリードを使っていても、さらに同じ楽器を使っていても全く違う音がします。それが個性です。

しかし、音の個性と良い音は違います。その人の持つ音を良い音にしていくことが大事です。

1番は音を開かないこと。

楽器は鳴らす、でも開かない。

さらに楽器の場合は音によって開きやすい音と詰まりやすい音があります。

しかし、長年音を出していると「そういうものだ」と音の不均等に慣れてしまいます。これも意識していくことで音の均一化に繋がり、出す音が綺麗に並ぶことで曲を演奏するときにより音楽的に表現できます。


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絶対音感だって後天的に作れる

先日えびチャンネル🦐に登場してくれた藝大生も、最初はピアノで音を出しても何の音か全くわからなかったけど、大学受験のために「これはド、これはレ」というように毎日ピアノの音を頭に叩き込むことで、今では何の音かぱっと聞き分けられるようになったと言っていました。

人間の脳はすごい。そして感覚もまた脳から作られます。

ある意味、良いものを頭に刷り込むことで変化していきます。

音を出す方はぜひ大きい音とうるさい音が同じになっていないか見つめ直してみてください。

こんな音を出したいなと思ったら毎日その音を聴いてみてください。

そしてみんなで良い音を出していきましょう!

それではまた。
蛯澤亮でした。

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蛯澤亮
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