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来年はおしゃふぁごをやろうと思う。少しコンサートの方向性を考え直す。
こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫
さて、今年はそういえばおしゃふぁごをちゃんとやってなかった。一応、銀座アンクでの定期演奏はミニおしゃふぁごとしているのですが、一つのコンサートとしてのおしゃふぁごはやっていません。
実は「おしゃふぁごやらないの?」ってお声を結構頂いており、どうしようかとおもっていたところだったのです。
お客様からのお言葉で考えさせられた
ここのところ、ハルモニームジークを中心に、若手演奏家とのコンサートを企画していました。最近は若手演奏家を聴きにきたお客様から若手育成をしている中堅音楽家という見られ方もしてきました。
しかし、私を応援して頂いている方々からは、「本気のえびちゃんを聴きたい」というお声をいただくようになってきました。
「まだ、そんな立ち位置に収まらなくて良いだろ」というお声もいただきました。自分ではそんなつもりもありませんでしたが、確かにここのところの演奏活動を思い起こせばそう言われるのもうなづけます。
確かに、今年は外部からの仕事依頼も少なく、音楽祭もなくなったりしたことで、自分としてもその辺のストレスは少したまっていました。
そこで自分のやりたい演奏と音楽を改めて考え直してみました。
正直、私は自分の好き勝手やっているようで周りに気を使うので、演奏でも合わせてしまうことが多いです。でも、それは私を応援してくださっている方々にとっては不満足だと言われました。草津音楽祭での演奏や、昨年の師匠との演奏のように、蛯澤亮が持つ「プロ」としてのレベルを見せて欲しいと言われて、確かに妥協してしまっているなと自省しました。応援してくださっている方々がそう思ってくださっているのは嬉しいことだけど、手厳しい。完全にバレてしまっていたわけです。応援してくださっている方々に感謝しつつ、自分を見直さなければいけない時期だと思いました。
おしゃふぁごで蛯澤亮を再編する
ハルモニームジークやトリオダモンのように若手との演奏はこれからもライフワークの一つとしてやっていく。だが、そこには今まで以上のエネルギーをかけなければいけないだろうと思う。演奏の質をより求めていかなければやはりお客様の満足は得られない。
そして、おしゃふぁごを来年から企画するにあたって、共演者や意気込みを完全に変えていこうと思う。早速、ウィーン時代の仲間にコンタクトを取った。年始に帰国予定だったが、最近のウィーン事情もあり帰国が取りやめになって年始にはできなくなったが、先方も「帰国した際はぜひ」と言ってくれたのでいつかは実現すると思う。尊敬する魅力的な奏者なのでぜひ実現させたい。
そのほかにもこれから様々な演奏家とのおしゃふぁごを企画していこうと思う。そして、私自身のファゴットのレベルを高めることも至上命題だ。企画運営に時間を割かれてファゴットを吹けないという事態をなるべくなくしてファゴット奏者としての自分を取り戻し、向上させていかなければいけない。やることは多いが、年末からは引っ越して環境も変わり、心機一転して取り組んでいこうという決意をしました。
実は、最近、私の本当に求める音楽とまわりの共演者やお客様がもつ私の演奏のイメージのギャップがあることにも気付きました。それも一重に私が自分らしい表現をできていないことでしょう。自分らしい自分を作っていく。改めてそんな音楽活動をしていこうと思います。師匠の1人が言っていた「音楽は人生だ」というのはまさしく真理。がんばります。
ということで今までのコンサートシリーズは維持しつつ、自分を高めていけるようにバランスを取っていこうと思います。改めまして、ファゴット奏者 蛯澤亮をよろしくお願いいたします。
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